前回のベイX記事はこちら☝
あっという間に所感が渋滞?してしまった。三回分ってことは三週間ノーコメントだったわけですね。ほへー。さらには原作の方も8話の前後編が公開済。ブログの記事がベイXばかりになっていると言いつつ、更新ペースはダウンしている。すまん。
※以下、ネタバレを含みますので、御注意ください。
ベイXアニメ&原作
アニメ第15話「ナゾアンドベイ」・第16話「ノブレスオブリージュ」所感
ベイバトルを絡めたアトラクションが売りの『ゾナモスハウス』なるテーマパークを舞台にしたアニメ第15話と16話。クラスタ間では早速に「トンチキ回の予感」というコメが上がっており、その表現の鋭さに苦笑。確かに、いきなり「雪山で遭難」をやってみたり、現れたイエティがエクスの着ぐるみだったりと(前回記事のサムネ参照)トンチキと言われても仕方のないシーンから入っていました。そこで人気のアトラクション「ナゾアンドベイ」に挑戦した『ペルソナ』メンバー、管理人を名乗る猫山ゾナモスとのバトルはただ戦うのではなくクイズを解きながらという捻ったもの。とはいえ、頭脳派のマルチの活躍で無事勝利。
アトラクションのところでゾナモスが「ゾナゾナ」言いながら登場した時、この人物が原作7話(正確には6話ラスト)で既に登場済の『ユグドラシル』のメンバーだとは、ピンとこなかったんだよ。『ゾナモスハウス』にバーン様が現れて、ゾナモス当人と一対一で対峙した場面を観て初めて「ああ、そうか。あのデカブツじゃん」と気づいたオラ、鈍すぎる。つまりはバーン様が自分のチームへ入らないかと、あのタイミングでゾナモスをスカウトに来たってことだね。バーン様初登場のシーンでは元々のチームメイトが脱退を希望していた、あれはいわば「のちにゾナモスたちが入る」ための伏線で、尚且つ今回はゾナモスのキャラ紹介でもあったわけだ。もう一人の難波ゆにをスカウトする経緯もやるのかどうかわかりませんけど、これで新生『ユグドラシル』完成ですね。
アニメ第17話「ベイタイムシフト」所感
続く17話ではそんなバーン様が石山たちを使ってフェニックスフェザーを試し撃ちするシーン、さらに「~フェザー」の量産とそれをXシティ街中へ配布しての、世間の反応が描かれました。原作だとほんの数ページの出来事だけど「~フェザー」を巡る経緯がバードを脅かすことによってホラー調に描かれており、それも原作者様の意向だったとか。バードたちだけでなく『ズーガニック』のメンバーも再登場、「~フェザー」に振り回され気味なあたりはバーン様によるデモンストレーションってとこかな。
原作第8話「最速の証明」所感
さて原作8話は『ペルソナ』と『ユグドラシル』のバトル決着。Xはついに、バーン様の前に敗れるのか……と思いきや、元優勝チームのメンバーである実力を発揮してこれを下す。えっ、バーン様、ここで終わりですか? 申し訳ないけど期待外れ。今までの大物感はなんだったんだ。この先のバーン様が「ネタキャラ」になってしまうのではと危惧するクラスタ。んで、周囲がどんなに危機感を募らせていても、X本人は相も変わらず自信に満ちており、最強というポジにいることを思い知らせてくるんだけどさ、未だ一勝できないバードの扱いと併せて「な~んか不満」なんだよな。
このあたりのことは何度も書いているけど「バトルにおいては負け知らず、自信満々というより飄々として楽しんでいる」人物に対して、思い入れとか感情移入ができる? オラは全然できないよ。敗北によって自信を無くす、挫折する、それでも次は頑張ろうと奮い立つ。タカオにしろバルトにしろ、ライバルポジのカイやシュウにしても、これまでのベイシリーズはキャラたちのそんな心の機微を描いていたし、それ故に感情移入もできる。しかしながら、エクスにはそういった思いを抱く場面が全くないわけで、そもそも挫折を知らないヤツなんて、どうにも応援する気になれないんだわ。一方のバードは負けばかりで、それが当たり前になって挫折すら生まれてこない。どちらももうちょっと何とかならんもんかね。