ヒロアカに関してはこの春のアニメ7期開始までに取り上げたかった内容を記事にして云々……とさんざんほざいていましたが、年が明けた現在「1期~6期の内容を忘れつつある」という事態に。いや、大まかな筋は把握していますよ、そこまでボケてはいない。が、細かい部分が記憶から抜け落ちてしまい、何について語りたかったのかが自分でもわからなくなってきた。やはり6期まで一気に観たせいですかね。ベイX連載&アニメ開始によって、毎月毎週記憶にじっくりと刻まれる物語が登場、スラダンや爆ベイのような「過去に刻まれた話」はともかく、最近のものは記憶域に定着しないまま次へ進んだ、その弊害かもしれない(もっともらしい言い訳)。手軽に復習できるアイテムであるところのコミックスも買ってないしなぁ。
呪術2期だって大した記事にできなかったもんね。このままだと7期アニメに関するコメが始まって、計画していた内容の記事が出来ないまま終わりそうなんで、最後にまわそうと思っていた【腐】ネタだけでも記事にすることに決めました。御了承ください。
ヒロアカは健全な作品ですから(改めて言うまでもない)NL描写はあってもBLはなし(普通はない)。しかし、そこはジャンプ系、深読みの余地はいくらでも残しておいてくれる。作品を詳しく知る前から「この子が好み」と思っていた轟焦凍クン(CV梶裕貴氏)は誰と相性がいいのか、アニメを視聴し始めてすぐに、主人公の緑谷出久クン(CV山下大輝氏)とイイ感じだとわかりました。ライバルから親友になるくだりはまさに王道。そーよね、やっぱりこの二人だよね! 6期ではソファで眠ってしまったデクにショートが毛布をかけてあげるという、腐女子にとっては夢のようなシーンもあるぞ。
CP名は『轟出(ショーデクorトドデク、逆は少数)』。クールだけどどこか天然なショート、一生懸命で真っ直ぐな癒し系のデク、この組み合わせはライバルとしての対抗心よりも親友のほのぼの感が勝っているふうで、それはそれで良し。中の人から「ショートがデクに対して世話を焼き過ぎる」という指摘もあったそうな。バルトの保護者とまで言われたシュウみたいで、つまりはシュウバルと同じ路線ってこと? そいつは好きなパターンのCPでなお良し……だったのですが、ここに別の関係性が。
それはデクの幼馴染である爆豪勝己ことカッちゃん(CV岡本信彦氏)。荒っぽくて喧嘩っ早く、デクを見下しているカッちゃんに対して、どこまでも友達であろうとするデク、彼の優しさはいいんだけど、いじめられている、いいようにあしらわれてるところが歯がゆいというかイライラさせられる関係。昨今はお話が終盤になってカッちゃんも性格が良い方向へ変わってきているんですけど、『勝デク(先出のCP表記があるため「出」の文字は使わないのがお約束らしい)』として当初から存在すると思われるCPであり、彼らの関係性を考えると「好きなのに素直になれず、わざといじめる」みたいな内容になりそうでちょっと苦手かもと思ってしまった。
さらに、ヒーロー仮免許を取って云々という中盤のストーリーの中で、ショートとカッちゃんだけが試験に落ちて補習を受けるという展開になり、二人の接点が増えたそのあたりから『轟勝』もしくは『勝轟』というCPの二次創作が盛んになってきた様子。ライバルとしては対等の関係だし、デクよりもこの二人の方が美形同士でビジュアル的に映えるってのもあるかも。カイ=カッちゃん、レイ=ショート、タカオ=デクと考えると、爆ベイでカイタカよりカイレイが流行ったのと同じ理屈かなと。
もっとも、pixivを拝見しますと投稿数が一番多いCPは勝デクです。う~ん、わからないでもないがやっぱり苦手だわ。それよりカッちゃんには切島クンの方が合ってると思うんだが。切島(CV増田俊樹氏)は男気があって見た目もよくて明るく、誰とでも仲良く出来るフレンドリーなキャラ。気難しいカッちゃんに対しても分け隔てなく友達付き合いをしている。A組メンバーでカッちゃんを救出するシーンで、デクが「自分が行っても無理だけど(勝がデクに助けられることを良しとしないという意味合い)切島なら大丈夫」といったニュアンスのことを言う場面があるくらいで、これ、カッちゃん自身も切島には心を許している、と受け止めました。当然、切爆というCPでかなり支持を集めています。
ジャンプで長期連載、しかも男性キャラが多いとCPが乱立するのは世の習いなわけで、ヒロアカに関してもサブキャラまで含めるとかなりのCPが存在するのですが、オラが支持するのはやはり轟出と切爆かな。何しろ人気ジャンルなんで二次創作も盛んだし、自分で書いたり描いたりしなくても作品はふんだんにある。ありがたいねぇ。一時期は先の二つのCP物をバンバン読ませていただき、とても満足でした。中でもショートとデクが「サーティー〇ンアイスクリーム」っぽい店のアイスを毎日、順番に食べていくという作品、日常の、とても地味な出来事なのに、二人の心の距離が徐々に近づいていく心理描写が素晴らしくて感激しました。さすが人気ジャンルは投稿作品の質も高い。
※その後、「いいね」し忘れたこの作品を探して無事発見しました。スモさんという方が描いた「エンド・アイスクリーム」というタイトルで2016年の作品です。pixiv駆けずり回ったよ(どういう表現だ)。いいと思える作品があったら、次からはチェックし忘れないようにせねば。他作品も拝見しましたが、この方、轟出で切爆派という、オラと解釈が一致している上に話の傾向も自分好みで嬉しい、貴重な作家さんです。
ヒロアカにしろ呪術にしろ、あと鬼滅もかな、二次創作が豊富なジャンルに触れると、描き手・書き手が少ない我らがホビアニをもっと盛り上げなくてはと使命感にかられるのですが、かられるだけで何もやってない。すまん。かつてシュウバル&シスクミに萌えた(すっかり下火になってもうた)時のように、この二人を描きたいと思えるCPに出会いたいです。これ、とあるCPに対する含みだからね。決め手はやっぱり攻キャラだな。