灰になるまで腐女子です?

二次元沼にハマった永遠の35歳主腐が同輩を求めて綴る戯言

呪術廻戦8️⃣ 五条と夏油

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 呪術廻戦ですが、原作がトンデモな展開になって、先日のジャンプ発売日には一部の「原作勢」が阿鼻叫喚、悲痛な叫びがこだましていました。それにしても「原作勢」の皆さん、発売当日まで知らなかったの? オラはかなり早い段階にTLで「トンデモ展開」についてのネタバレ食らいましたよ。まあ、どんなジャンルにしろ、ネタバレされてもあまり気にしないタチなんで「そんなことになっちゃったんだ」程度だけどさ。発売前にリークしたのはどこぞの製本屋じゃないか、とか、色々書かれていたけど、そんなんバラすヤツおるんかな。事実なら集英社から取引してもらえなくなるし、そうなったら信用失くして製本会社存亡の危機では。リーク自体に何かカラクリがありそう。※その後の情報によると、リークしたのは海外の読者のようです。時差の関係なのか? 日本よりも早く読めるらしい。

 一方では、いよいよ開始された『渋谷事変編』の不穏な流れに反応する「アニメ勢」。あのー、ジャンプは買っていないけどコミックスで追ってる「コミックス勢」ってのはないんですかね? この「〇〇勢」っていう仕分け方もなんか気に入らないな。原作をリアタイで追ってこそ、作品に対する愛があるんだ(そうじゃないヤツはファンとは呼ばないと言いたいのか)みたいな解釈が横行しているし。まあ、ぶっちゃけどうでもいいっス。

 ともあれ『渋谷事変編』に入ったからにはそちらについてのコメを記していくべきなんでしょうが、その前にちょっくら夏油について(+五条との関係)取り上げたいと思いまして、ま、『懐玉・玉折編』の復習、まとめ、みたいなもんと考えていただければ。

※以下、呪術廻戦の内容についてのネタバレを含みます。

 

アリナミンのオマケのメモ帳

 そもそもオラが呪術廻戦という作品に興味を持ったきっかけは「ベイバの紅シュウCV榎木淳弥氏がアニメでの主役キャラを務めるジャンプマンガはとても人気があるらしい」と小耳に挟んだからで、その時は1期が始まっていくらか経っていたため、ユーネクで履修開始。榎木氏のことを知らなかったら観ていなかった可能性もあるな。それから既刊のコミックスを揃えるという運びになりました。つまりはアニメ1期⇒コミックス⇒映画⇒アニメ2期という流れですね。よって、初めて夏油というキャラを拝見したのはアニメ1期で、呪霊たちを扇動し暗躍する怪しげな人物といった印象でした。

 夏油がラスボスとなった映画はコミックス0巻の映像化であり、時系列としてはアニメ1期よりも前の出来事で、ここで彼に対する印象はいくらか変わったものの、所詮は呪霊側にいる「悪魔(呪霊?)に魂を売った悪いヤツ」という受け止め方がなくなるわけではありませんでした。コミックス8巻より始まる過去の話から、五条との関係性(高専時代の親友)も把握してはいましたが、そこらは流し読みのような扱いでそれほど深読みするでもなく、作品の世界に没頭するでもない。結果、夏油という人物に思い入れもなかったですね。

 さて、アニメ2期が始まると、コミックスのひとコマひとコマがアニオリでいい具合に拡大され、且つ、色と声(音)がついた動画という形で拝見するようになって初めて、そこに描かれた物語を深く味わうようになり、『懐玉・玉折編』の意味するところがようやく理解できたわけです。このテの感想は各動画(呪術に関する考察等)でも皆さんコメしていますけど、アニメ化の功労ってこういうとこだよね。

 高専時代の夏油は高校二年という年齢のわりに落ち着いていて、思慮深く真面目な好青年であり、とても仲間思いのため、当の仲間たちにも慕われる存在。五条とは親友というか悪友というか、二人セットでクズ呼ばわりされるほどで、生涯に一人出会えればオンの字の、お互いにとっての「真の友」。オラにとってはマブダチHがそのポジの友人なんですが、この年齢まで生きてきて「真の友」と呼べたのは彼女一人だったから、人生でそうそう出会えるもんじゃない、貴重な存在なんだと思いますね。

 また、『懐玉・玉折編』のOPEDでは彼らの高校生らしい姿が描かれていて、作中ではあまり触れられなかった「アオハル」シーン、本当に楽しそうだった。

OPのお気に入りシーン抜粋

EDのお気に入りシーン抜粋

 飲み食いのシーン多(笑)。夏油も買い食いしたりゲーセン寄ったりするんだな、普通の男子高校生なんだと思わせる場面で、親しみ指数(意味不)爆上がり。そんな彼が最悪の呪詛師と呼ばれるようになる未来は当初、さほど感じさせなかったんだけど(予感はある)様々な要因によって心が削られ、次第に精神的に追い込まれ疲弊していく様子は「こりゃ、最悪の呪詛師になってもしゃーないわ」と納得しちゃいましたね。

 ここまでくると、以前の印象は払拭されていたな。1期及び『渋谷~』の今は中身メロンパンだから別の人格だけど、映画での夏油は初見の「高専の敵に回った悪者」から「五条とは道を違えてしまった人」に変わったし、何より自分が夏油の立場だったら呪詛師になったかもしれないって思いました。夏油が心を病んだ要因はいくつかあるけど特に「天内理子(何ら罪のない中学生)の死を喜ぶ盤星教の一般信者の姿」と「後輩の灰原雄の死」から、自分たちが命を賭けて守ろうとしている者たちの醜さに幻滅し、そのせいで大切な仲間を失う辛さに失望したわけですよね。

 現実の社会でも「何やコイツ💢」な人はいっぱいいる。ちょいちょいネタにしている「腹黒女子」もそうだけど、スーパーへ買い物に行けば店員さんに理不尽ないちゃもんつけるジジイを頻繁に見るし、車に乗れば煽りとか割り込みとか、平気でマナー違反をしてくる他の車(のドライバー)なんてざら。最近じゃ、救急車の隊員さんや警察官の方がコンビニ寄ったくらいで批判する層がいるじゃない、おまえら何様だよ。事故や犯罪から人々を守る仕事に就いている方たちにその物言いはねえだろって。そんな、いちゃもんつけたり文句言ったりする民度の低い連中をなんで守ってやらなきゃなんねーんだって思いませんか? これ、事故や犯罪を呪霊に置き換えたら呪術師の立場じゃん。こんなヤツらが「非呪術師の一員」で、彼らを守るために命賭けろなんて言われたら絶対に嫌だもん。呪霊操術で成敗してやるわ。

 つーことで、すっかり夏油びいきになってしまったよ。悠仁クンについで推しになった感がある。次の呪術ネタは『渋谷~』についてかな。以前にも記事にしたけど、五条×夏油【腐】の話はまた改めてやりたいです。

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