先の第一回目の記事で、Hが女子卓球部の部長だったことを記しましたが☟
卓球部の同期で別クラスのRは髪形、丸顔、雰囲気等がHと似ていて、いろんな場面で双子扱い。H自身「おまえに似たヤツ(Rのこと)があっちのクラスにいるだろ?」と、他の先生にも言われることしばしば。で、とある家庭科の授業の日(合同授業はRのクラスとは別)Hがその子先生に「あなたはこの前もおしゃべりしていたでしょ!」といわれのない注意を受けたのです。それがRのことだと気づいたH(Rが以前、その子先生に叱られたことは承知していた)は即、弁明。
「先生、それは〇組のRさんです」
「ウソおっしゃい! 私の目は誤魔化されませんよ。そんなつまらないウソをつくなんて(ブツブツ)」
ガンとして聞き入れないその子はさらにクドクドとお説教。とんだトバッチリだったと嘆くHですが、オラとしては無責任にバカ受け。
さて、家庭科室は換気や採光を目的としてか、教室への前後の出入り口に挟まれた部分となる、廊下側の壁の上部と下部にそれぞれ引き戸が二つほどついていました。二つ、いや、三つだったかもしれない。引き戸一枚の高さは50cm、幅は70cmほどで、全開すれば女子高生ひとり余裕で通れる大きさ。
家庭科の授業が終われば昼休みというある時、廊下側の後方の席に座っていたクラスメイトのYが黒板に向かうその子先生の目を盗んで、開いていた下部のミニ引き戸から脱走したのです。目的はすぐ傍の購買で販売されるパン。食べ盛りだったからね~、売り切れる前にフライングゲット。パンを購入したYが戻ってくるまで、その子先生が「生徒が一人いない」ことに気づかぬよう、みんなで素知らぬふりをしました。めっちゃスリルがあったよ。無事に戻ったYはしれっとした顔で席に着き、その子先生は彼女の動向にまったく気づきませんでした。Hのトバッチリの一件は忘れていたけど、Yの脱走の顛末はインパクト大な出来事として今でも記憶に残っています。
あの頃の女子高生、というよりオラの周囲にたまたま強烈なキャラが揃っていたのかもしれませんが、それとも、今日日の女子高生もこれぐらいのことはやっているのかな。自分の子供が男二人なので、今時の女子高生の生態についてはよくわからないのですが、今日語られるJK像というかイメージと、あの頃のJKがいかにかけ離れているのかを思うと笑うしかないです。
Hに関するネタはまだまだあると思いますが、次は大学時代を取り上げようかな。大御所(笑)ヘビードリンカーTの登場を待て!