灰になるまで腐女子です?

二次元沼にハマった永遠の35歳主腐が同輩を求めて綴る戯言

爆ベイのすゝめ①

 思えば爆ベイ単体?の記事って暫く記していなかった。んじゃ、急に何のネタだよ、ってなもんですが、PCのHDに保存してある昔の文章(以前にDisc仕様の記憶媒体から移しておいた、かなりの年代物)を整理する機会がありまして、その中にゆかいな仲間たち(絵師SやマブダチHなど)へ向けたコロコロ作品の紹介文ってのが存在していたんですよ。サブブログ4で公開中の爆ベイインスパイア小説『輝蹟の剣』を読んでもらう際に、爆ベイについて知っておいてもらった方がいいと思って書いた代物。

kyoshirou2021.hatenablog.com

 コロアニ世代のマンガ&アニメをリアタイしていた頃の私情マシマシの文章、それでいて結構おもろいのでここに公開しようかなと。こうやって古い文章を読んでからの、イラストの方も過去絵の線画とかアナログ塗りのものをサブブログ2で公開しまくってますし、いわば自己完結型レトロブーム←意味不明。この企画で塗ったイラスト最新版も紹介しますね。

xifuren2019.hateblo.jp

デジタル塗りした過去絵アナログ線画のカイ

 なお、爆ベイのことをベイブレ、無印をEPⅠ(スターウォーズかな)2002をEPⅡ、GレボをEPⅢと称していますが、そのまま載せますので御承知おきください。

《爆転シュート・ベイブレードのすべて》

 輝蹟の剣を語るに欠かすことのできないものといえば、ベイブレこと“爆転シュート・ベイブレード”。なぜ輝蹟の剣という話を書くようになったのか、それはベイブレにハマッた私がベイブレ本編の展開に不満を持ち、その身代わり?として、輝蹟の剣を企画したからなのです。

 ではそもそも、ベイブレとはどういうお話なのか、そこが判るか判らないかでは輝蹟の面白さが違ってくる。そこで今回ベイブレの手引きを作成しようと考えました。これを読めばベイブレ漫画やアニメを観たことがなくてもバッチリ理解できるはず。★のツッコミつきでお届けします! 

〈用語の解説〉

※爆転シュート・ベイブレード:原作 青木たかお、小学館の月刊児童漫画雑誌、コロコロコミックに連載中。玩具会社のTAKARAと提携して日本中の小学生にベイブレードブームを巻き起こす。2001年1月よりテレビ東京系列にて同タイトルのアニメ放送開始。略称はベイブレ。

※ベイブレード:新世代のベーゴマ、略称はベイ。漫画の連載と並行してTAKARAが実物を販売。5つのパーツから成り立っており、それを組み替えることによって、攻撃型・バランス型・防御型等、様々な性質のコマが出来上がる。オリジナルのベイを作成して、スタジアムと呼ばれるすり鉢型のプラスティック型の入れ物?の中でお互いのベイをぶつけ合い、相手と競い合うところに面白さがあり、小学生男子たちを魅了した。ブーム最高潮の折は品切れ店続出、入荷待ちは当たり前だったことも。

※シューター:歯車の動力を利用した、ベイを発射=シュートさせるための道具。ワインダーと呼ばれる部分を引っ張り、歯車を回転させて、その勢いでベイを回す。

※ブレーダー:ベイブレードで競技するプレイヤー。

※競技方法:基本的には1対1で対戦する。「3・2・1・Go,Soot!」の掛け声で同時にシュートする。ぶつかって弾き飛ばされたベイがスタジアムの外に出たり、回転が止まったりした方が負け。

※BBA:ベイブレードアソシエーションの頭文字を取った、日本におけるベイブレードの国際的組織。ベイブレードをスポーツ競技とみなしている世界観に於いてはサッカー協会などのイメージか? 

※聖獣:実体はないが、獣の形をしているエネルギー体。その姿が見える者と見えない者がいる。普段はベイのパーツのひとつ、ビットと呼ばれる部分に存在しており、対戦時にその力をブレーダーに与える。主な聖獣が中国の四神獣で、この話では四聖獣と呼ばれている。その強大なエネルギーを狙う者多数。

〈ストーリー解説〉

 原作漫画とアニメではいくらか違っており、ここではアニメの内容を解説していきます。

①爆転シュート・ベイブレード(2001年1月~12月放映)

〔無印と呼ばれているが私の個人的略称はEPⅠ〕

 主人公、木ノ宮タカオは小学6年生。母は早くに亡くなり、考古学研究者の父・龍也と、その手伝いをしている兄・仁は海外で生活。タカオは剣道道場を営む祖父と二人暮らしをしている。タカオが今ハマッているのはベイブレードで、友人たちと競い合う毎日を送っているが、そんな折、伝説のベイを探してベイ狩りをしている集団・シェルキラーがタカオの友人のベイを破壊。また、ベイについての研究に没頭しているキョウジュが所持するパソコンに伝説のベイの情報が入っているのではと考えたシェルキラーのメンバーはキョウジュを誘拐する。

 キョウジュを助けるためと、友人のベイの仇討ちとしてシェルキラーのアジトに乗り込んだタカオの前に現れたのは火渡エンタープライズの令息、火渡カイ。シェルキラーのボスである彼こそがタカオの宿命のライバルで(笑)←(笑うところぢゃないけど)伝説のベイ、ドランザーを持っていた。ドランザーには朱雀が宿っており、タカオの持つベイ、ドラグーンには青竜が。それを知ったカイはタカオに勝負を挑み、結果は引き分けとなってキュウジュも無事に戻る。

【★シェルキラーは男性会員限定の火渡カイファンクラブ状態だと多数のツッコミが……たしかにそんな感じ、そっち系を煽るよなぁ~】

 タカオが偶然知り合った日米ハーフの水原マックス。彼の家は父の太郎が営むホビーショップで、ベイのメンテナンス等も行なっている。タカオが店を訪れていた時に現れたのは、BBAが主催する全国ベイブレード大会のポスターを貼ってもらえるよう頼みにきたBBAの会長を務める大転寺小五郎。大会の開催を知ったタカオはもとより、マックスもキョウジュも参加を申し込む。

 大会は4つのブロックで試合を進め、各ブロック優勝者によって準決勝・決勝が行われるという取り決めで、準決勝第1試合はマックス対カイ、マックスはその試合の最中に母の写真が入ったペンダントの中にあったビットを自分のベイ、ドラシエルにセットして使うが、そのビットには玄武が宿っていた。3つ目の聖獣の登場に驚くカイ、試合を観ていたタカオとキョウジュも、だが、一般の人々には聖獣の姿は見えない。結果はカイの勝利。第2試合はタカオ対、中国から特別参加の金李(コン・レイ)、レイの持ちベイはドライガー、そのビットにも四聖獣の白虎が。

【★弱冠13,4歳でベイの修業のため世界を渡り歩いていたレイって何者? 義務教育はないのかと】

 接戦の末、レイに勝ったタカオとカイの決勝戦は辛くもタカオの勝ち。その表彰式の場で大転寺会長が重大発言をする。決勝・準決勝に残った4人でチームを組み、ベイの世界大会に日本代表BBAチームとして参加するということになった。

【★世界大会とはいってもどこか一ヶ所に集まるのではなく、勝ったら別の国の勝者と戦いに行くみたいな、よくわからんルール。そんなわけでアニメでは世界へと飛ぶメンバーですが、原作では世界大会会場も日本、海外選手の方にこちらへお越しいただくことになっていました。その方が自然だよね、まあアニメの場合、話を引き延ばす都合があるから、だけど】

 世界大会はまず、中国でのアジア予選から。代表選手4人の他にキョウジュがメンテナンス要員として参加している。中国代表はレイの故郷である白虎族のライ、マオ(♀)、キキ、ガオウ。彼らは中国ではなく日本のチームに入ったレイを裏切り者として敵視、特にキキはマオがレイに♥と知っており、嫉妬から様々な妨害を企てる。大会での試合は個人対決ではあるものの3戦で2勝した方が勝利の団体戦。キキの妨害にもめげずに試合に漕ぎつけたBBAチームは決勝で中国チームと因縁の対決をし、レイに花を持たせる結果で優勝する。

【★カイは滅多に試合に出ません。この中国予選編ではレイのタカオラブ♥がスゴくて、マオの立場は?ってなもんで】

 アメリカへやって来たBBAチーム。アメリカ代表のPPBチームを率いるのはマックスの母ジュディで、久々の母子対面ながら冷たい母にマックスは茫然。PPBチームのメンバーはリーダーでキザなマイケル、黒人のエディ、パワフルなスティーブ、ジュディの助手も務めるエミリ(♀)。高い科学力に支えられたPPBのベイに怯むことなく挑んだBBAチーム、今度はマックスに花を持たせる展開で勝利した。

【★PPBと戦う前の試合で、前日に食べ過ぎたタカオが腹をこわすという情けないエピソードがあり、その時はカイが試合に出ました。で、食べ過ぎた時の食事のシーン、夜景の見えるレストランで、みんなでグラスを傾けているんですよ。さすがに酒じゃないだろうけど(笑)小中学生だけで入るにはあまりにもオシャレな店なので目が点に……】

 アメリカ大会を勝ち抜いたBBAチームの次なる対戦相手はロシアのボーグチームで、ロシアに移動すべく船に乗り込んだタカオたち、しかし対ボーグ戦に備えて、もっと彼らを鍛えようという大転寺会長の計らいというより陰謀?によって船を下された一行はヨーロッパ全土を放浪する羽目に。

【★小中学生だけでヨーロッパ巡りって無謀じゃねーのか?】

 ヨーロッパにはユーロという強いチームがあったが世界大会には参加しておらず、そんな彼らに負けたことのあるチームフーという連中はユーロのメンバーに恨みを抱いていた。最初に訪れたフランスでチームフーにつけ狙われたタカオたち、そこへ現れたのはユーロチームの一員のオリビエ。彼に試合を申し込んだタカオ、二人の対戦は引き分けに。

【★ユーロチーム、原作ではちゃんと大会に参加しています。彼らを出すためのヨーロッパ放浪記なのね】

 ヨーロッパでの武者修行に乗り気になったBBAメンバーはオリビエの紹介で、同じユーロチーム仲間でイタリア在住のジャンカルロを訪ねることに。次にチームリーダーでドイツ在住のラルフ、そこにはイギリス出身のジョニーも来ており、ユーロチームのメンバー4人全員と対戦しての放浪記終了。

【★美形揃いのせいかベイブレ腐女子に人気のユーロの面々。中性的な美少年オリビエ、モテモテ優男のジャンカルロ、高飛車オレ様なジョニーまではともかく、リーダーのラルフだけがイマイチでなんか可哀想だった。彼らが輝蹟全国大会編の暗綺のメンバーのモチーフになっています】

 とうとうロシアに到着したタカオたち。ボーグとは強いブレーダーを育成するための組織で、その中で選ばれたエリート戦士が大会出場のメンバーとなる。彼らを指揮するヴォルコフと、その裏で糸を引いていた、いわばボーグのオーナーがカイの祖父、火渡宗一郎だった。宗一郎は以前、カイをボーグに入れてエリートブレーダーにしようと目論んでいたが、カイが記憶障害を起こしたために日本へ連れ帰ったという過去があった。

【★ボーグって虎の穴みたいなものか? ←例えが古い】

 ボーグ本部を訪れたカイはそこにいた当時の記憶を呼び起されておかしくなってしまう。建物に幽閉されたカイを心配するタカオたちの思いをよそに、ボーグの理念?に支配されてしまったカイは凍結したバイカル湖にタカオを呼び出し、日本の大会で負けたリベンジを果たそうとするが、ベイのパワーで湖の氷が割れてしまう。沈みそうになるカイに手を差し伸べるタカオ、彼の友情に思わず涙を流すカイ。

【★氷の上で戦おうとすること自体、どうかと思うが……カイ×タカにハマッた人の大半はこのシーンから、だったらしい。サブタイトルは“ロシアより愛を込めて”とか。マジで? ウソですが】

 ボーグからBBAに戻ったカイに、レイ、タカオのメンバーでついに世界一を賭けた対ボーグ戦を迎える。カイがセルゲイに負けたあと、対戦相手・ボリスの卑怯な戦法に苦戦しながらも勝利したレイはあとをタカオに託す。

【★ボリスのベイが『かまいたち』を起こし、レイの身体を切り刻むというスゴい展開。満身創痍のレイ、このシーンで彼に転んだ腐女子多数。BBAイチの美形という設定も相まって(中国予選ではファンの女子が騒ぐシーンあり)そのせいで巷にレイ受が流行ったらしいが、レイのお相手は仁だろーがライだろーが誰でもいいけど、カイを設定するのだけはやめてね、彼の心はタカオ一筋】

 最後の試合はボーグのリーダー、ユーリ対タカオ。美形だが冷酷なユーリは狼の聖獣を使って、ベイで吹雪を起こしタカオを遭難させる。

【★なんでやねん、って、もうベイの力は何でもありだから。吹雪ぐらいで驚いてはいけないのだ】

 仲間の応援や励ましに支えられたタカオは吹雪の中から脱出、ついにユーリを破って世界チャンピオンの座に輝く。そんな彼に出場者全員が「次は自分と勝負しよう!」と駆け寄るシーンでEND。

【★ベイブレEPⅠの醍醐味はこのロシア編にあるといっても過言ではないでしょう。カイとタカオが一気に接近したのもここからで、腐女子化したものの、すぐに最終回になってしまってガッカリ……という人は多かったようです。それにしても荒唐無稽なコマの威力だが、最終回があっけなくて気勢をそがれた感は拭えません。そのまま新シリーズに移行することなく、ここで立ち消えになった腐女子も多数だったと記録にあります】

 いや、めっちゃ長文じゃん、よく書いたよな。って、なんとまだまだ続きがあるのだよ。最初はEPⅢ(Gレボ)まで載せたけどあまりに長いため、EPⅡ(2002)、Ⅲと分けてUPすることにしました。また、この過去文コロコロ紹介シリーズ?はコロッケ!やバトビ、デュエマについても企画していたので、そちらも随時披露したいと思います。状況によっては爆ベイ➁よりも先に他作品を公開するやもしれませんが、そのあたりも含めて御承知おきください。

 また、雑なイラスト&マンガの「爆ベイ便り」を公開しています。サブブログ2『DOUJIN SPIRITS』を御覧ください。

xifuren2019.hateblo.jp

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