灰になるまで腐女子です?

二次元沼にハマった永遠の35歳主腐が同輩を求めて綴る戯言

本当にあった昔話1️⃣5️⃣ 山の手一周という無謀

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 再三ネタにしている、大学時代のサークル活動。何のサークルかは身バレ防止で明言できませんが、何より酒を飲むことが大好きな「飲酒サークル」でした。また、本来の活動とは別に、学生ならではのトンデモイベントが計画されることも多く、ある時「今度こういうのやるから一年生はみんな参加ね」と言い渡された企画が「山の手一周」。まあるい緑の山手線の路線に沿って、一晩かけて一周歩くという、言わば根性試しのようなイベントだったのです。

 

現在の山手線路線図

 当時、他のグループもやっていた云々と聞き及んだので、こういった企画をする学生並びにサークルのような集団は存外に多かったみたい。もっとも、その内容を知らされた際に、地方から上京したばかりのオラは都市部の路線など殆ど把握しておらず、それがどれほどヤバいものなのかピンときてはいませんでしたが、今にして思う、

無謀。

 メンバーが十代後半~二十代前半という若さと、現代に比べて交通量が少なかった、気候が安定していた、若者の行動に対して世の中が寛容だった等々、様々な要因のお蔭で成り立った企画だと思います。

 決行の日は恐らく土曜日だったのかな、最寄り駅前にはサークルの実権を握る、いわばリーダーとなる三年生の部員を中心に、二年生はほぼ男子部員、一年は企画の実態がよくわかっていない(笑)男女部員の多数が集まりました。そこから三年生の先導で「山手線に沿っているであろうと思われる街道」をひたすら歩くことに。線路及びそこを通過する車両が始終見えているわけではないので、どこをどう歩いているのかわからないまま、仲間たちとワイワイ騒ぎながら歩き続けました。

 記憶が定かではないのですが、出発したのはたしか夕刻か夜、さすがに19時は回っていなかったと思います。それでも三十人かそれ以上の学生が集まって歩道を占領しているのですから、近隣の方々にとっては迷惑ではなかったのかと、今になって申し訳ない気持ちになりますね。途中でどう休憩したのか、トイレはどう済ませたのか、道中のことは記憶からスッポリと抜けている。とにかくひたすら歩いて、明け方に出発点へ到着、一周歩き完結。現地解散で皆、それぞれに帰路へ。

 オラはたまたま二年と三年の先輩(どちらも男性)と三人で同じ列車の車両に乗ったんだけど、一晩中いわばオールで歩いてクタクタのはずなのに、そのうちの二年生の方が「今から上野動物園へ行こう」と言い出したのには驚きました。体力有り余りすぎ。すると三年生の方も賛成して、断れないままずるずると動物園へ行ったという思い出が。なんやかんやで自身も「体力オバケ」だったのを実感。思えば、新宿での飲み明かしとかやってたもんね。

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 飲み明かしは三年の時の話だから、一年生ならばさらにパワーがみなぎっていたことでしょうし、オールの翌日に動物園も実行可能なわけだ。この「山の手一周」ですが、さすがに二年以降は参加しなかった、つか、女子は一年時でしか参加しない、みたいな暗黙の了解があったおぼえが。まあ、一回やれば充分だし。

 かつての「体力オバケ」も今は日付が変わるまで起きてはいられないほどの脆弱オバになってしまいました。イラストも小説も、なーんも取り掛かれずそのまま終わる毎日。「山の手一周」は若さと体力に任せた、無謀でトンデモなイベントでしたが、自分にそこまでの体力があったことを思い起こさせてくれるという点では、それなりにいい思い出になりましたね。令和の世ではまず無理な企画だと思いますが、実行している人たちがいたら是非とも教えて欲しいっス。

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