ブログを開始して四ヶ月ほど経ちました。前回の回顧録音楽編Ⅰなど、ロングロングアゴーの遥か遠い昔やん……
魅惑のシチュエーションの記事でやたらと稲垣潤一氏の楽曲のネタを出したじゃないですか、しかし音楽編ⅠはMake-up、B'z、サイコルシェイムについての語りで、稲垣氏等には触れていない。これは一度きちっと語っておかないと気が済まない。はい、単なる自己満足です。
70's後半のワシはイキがって(笑)「歌謡曲なんぞ聴く耳もたぬわ!」とばかりにニューミュージックというカテゴリのミュージシャンの音楽ばかり聴いていました。アリス、オフコース、甲斐バンド等です。横浜といえばオフコースの擦り込みがなされたのもこの頃(その後、稲垣氏になったけど)。
80'sは日本中で洋楽が流行った時代でした。御多分に漏れずワシもその流れに乗っかり、ワム!だのデュラン²だの、さらにディスコ音楽だのを聴いていました(ディスコそのものにも行ったが「デスコでフィーバー」とかは言ってない)。同世代が流行のキーパーソンとなる時代の昨今、それらの音楽がリバイバルされるのはとても嬉しいです。
御覧のとおりイケメン揃いのデュラン²、左からロジャー(Dr.)ニック(Key.)サイモン(Vo.)アンディ(Gt.)ジョン(Ba.)。今じゃすっかりオッサンだけどね。小説で外国人名を考える時にはよく流用させてもらいました。
そうそう、スラダンでパロイラストもやったっけ。彼らのヒット曲のひとつである『グラビアの美少女』にひっかけて『グラビアの美少年』と称し、ロジャー⇒越野、ニック⇒藤真、サイモン⇒花道、アンディ⇒洋平、ジョン⇒流川というキャスティングです。「なんでオレが入ってないんだ!」とむくれる清田とか。あ、これ、大地入れて爆ベイでもキャスティングできるじゃん。大半の人は元ネタわからないだろうけど。
洋楽と並行して聴いていたのが稲垣氏を始めとするシティミュージックと、バンドヲタMから教えて貰ったインディーズバンド系、特にMake-upというわけです。また、ほぼ同時にJAZZにもハマりました。これらの楽曲がその後の作品に影響しているのは言わずもがなです。
同人活動を始めた当初はB'zの影響が強く、DBのネタにはB'zのタイトルが多く登場するのですが、スラダンに移るとシティミュージックに懐古し、そちらの色が濃くなってきました。稲垣氏や杉山清貴氏の楽曲から受けるイメージ、タイトルまでを拝借。以降、同人誌だけでなくオリジナル小説も影響が顕著に。
シティミュージックは何といっても歌詞がオシャレでドラマ性があるんですよ。聴いていると光景が浮かんできてインスピレーション受けること多々。稲垣氏の『エスケイプ』では海辺の道路を走る車、運転席の男と助手席の女の表情まで想像できる。また、杉山氏の『ガラスのパームツリー』には「月が銀の弓を引き絞る」って歌詞があるんだけど、単に三日月と言わずにこういう表現をするところがオシャレすぎ。ラブストーリーを考える際にとても参考になります。
前回と今回の記事を書くにあたってオリジナルBLをチェックしたところ、作品の大半の舞台が横浜市で稲垣モードなのには失笑。あらゆるキャラで、CPで、シチュエーションで書くのがプロであるなどと、かましておきながら、この体たらくさ。まあ、商業誌はオシャレな話の方がウケるし、さらにセレブ設定なら、ばっちしオッケーですからね。それでいいのだ。自身が平民なので(苦笑)セレブの何たるかがわからず、いつもイメージ先行で描いていますが、主人公(受)は平民でも、お相手(攻)がセレブで玉の輿、みたいな展開ならいいんだよね? それならタカオじゃん(笑)。カイタカ、商業誌でも王道で通るわ。