「細かいことが気になってしまいましてねぇ。ええ、ボクの悪い癖」
とは、かの杉下右京様の決め台詞ですが、ワシの悪い癖はひたすらに先走る、ですかねぇ。
スラダンの同人誌を創り始めた頃、同人界では流川受が蔓延していました。ミッチーも今でこそ受キャラとして認知されていますけど、あの頃は三井×木暮ぐらいしかありませんでしたからね。ミッチー攻だったんだよ、そういう時代。
流花っぽいモノはあったけど、ギャグの域を出ていなかった状況の中、いきなり(と入力したらステーキが出てきた、ステキ♥)流花の「やおい」本を出してブースで引かれました。当初の内容としては「練習後の体育館でお互いの気持ちを確かめ合うものの、未だ認めたくはない」みたいな、流花サークルなら誰もが最初にやるお話。
やがて風向きが流花に変わり、みんながその「体育館で……」レベルを描き始めた時に「仙道を絡めた三角関係(シリアス)」「流川が花道に惚れ過ぎてゲロゲロ(コメディ)」「とうとう結婚する(ゲロ甘)」といったように、先取り、と言えば聞こえはいいけど、やたら突っ走ってしまい、最終的には「花道を巡って流川と仙道が変態行為に及ぶ(花道のパンツ(トランクス)を頭にかぶる等のギャグ)」という、キャラを冒涜した内容に手を染めていました。あの頃の薄本、もうどこにも残っていないよね? そうあることを祈るわ。
DBジャンルの時にも、カカベジの「やおい」が浸透した頃には「目指せ〇〇禁」だの「オシャレ本」だのと、先走りまくった挙句(オシャレ本はあまりにもDBからかけ離れているので、あとに続くサークルもなく終わった状態だと思う)やり尽くした感からスラダンへ移りましたからね。ジャンルに於いて常に浮いた存在というか、先走らずにはおれない性分。そして今…… www.xifuren.work
そーなんすよ、カイタカを結婚させたら、もう次の段階に移りたくなってしまったのです。結婚物語、続編やるって言ってたくせにね。では何をやりたいかって? そりゃあもう、カイを振り回す「いけない小悪魔タカオちゃん」さ。えっ、「タカオのパンツをかぶるカイ」だと思いました? いいねぇ、そいつもやってみたいけど(やる気かよ)さらに次の段階かな。そうそう、花道のパンツネタは流川と仙道がそのパンツを奪い合い、醜く争う展開でした。これ、カイとレイでやってもいい? 顰蹙、だよね~。初恋キャラを冒涜するなって抗議が殺到するでしょうが、ワシってば、その気になればやっちゃうからね。
変態ネタはお楽しみにとっておいて(笑)「いけない小悪魔タカオちゃん」ですけど、何回か力説したように、特にGレボ終盤におけるタカオって聖母(マドンナ)だと思うんですよ(『聖母たちのララバイ』歌詞参照)。我儘自由勝手な行動を繰り返すカイを待ち続け、広く温かい心で出迎える、よく出来たヤツ。でもそれって、カイにとっては「都合のいい女(ならぬ受)」なんだよね。昭和以前の女じゃあるまいし、男(攻)に振り回されてばかりなんて悔しくない? つまりはタカオに反撃して欲しいわけさ。
「もうオレのこと、気にしなくていいからさ」とか「ありがとな、カイ。またどこかで会おうぜ」みたいなセリフをさらりと言ってのけ、爽やかな笑顔(☜ポイント)で別れを告げる。そんなタカオの本心がわからず、表面ではクールを装いながらも内心焦りまくるカイが見たい、書きたい。歪んでますかね~? ま、ババアの戯言なんで気にしないでね。それにしてもオカマバーは実現するの?(笑)
次回あたりに展覧会が開催できるはず……かな?