先日SNSで見かけた、コロコロオンラインについての話題。ちなみにオラはずっと「コロコロオンライン」と呼んでいましたが「週刊コロコロコミック」略して週コロと呼ぶそうで。ともかくその週コロにて連載していた作品(それなりに人気があった)が早々に打ち切りになったことについて喧々諤々の騒動?が起きたようです。その対象となったのは「オリジナル」と呼ばれている作品のひとつで、じゃあオリジナルじゃないものとは何だというと、玩具やアニメとのタイアップ(後ろ盾ってことか)があるベイXやデュエマ(LOSTはオリジナルに分類されているけどね)等。いわば「後ろ盾」のない作品は読者アンケートやサイトでの「いいね」反応だけでなく、コミックス購入やら先読みするための課金といった「入り」がなければ切られる過酷さ、熾烈な競争の結果というわけです。
この「人気がない、金にならない」なら打ち切られるペースというのはどんどん早まっており、新人もベテランにも容赦なし。それでウラモンもロジカルも伏線回収がままならない状態で終わっちゃったのか、コミックス買って応援していたのにな。コロッケBLも最終回で悲しい。
読者人気がなければ打ち切られる方針というのはジャンプが有名というか専売特許のように思われていますが、コロコロも同様の状況に、とっくになっていたわけですね。厳しいけど売れてなんぼの出版不況を乗り切るにはそういう手段を用いるしかない。そんな茨の道を行く漫画家の皆様には一読者として、ささやかなエールを送るぐらいしかできませんが。
まあ、厳しいといえばそうだけど、いわゆる大御所作家だからといって、今までの経歴の上に胡坐をかくよりかはマシ。漫画家にはあまり見られないけど小説家だといるんだよね、過去に売れた作品があるというだけで大先生扱いされて、新作は新人にも及ばない駄作なのに無理くり高評価つけたり販促に力入れたりするやつ。超有名な小説家の作品を読んで、あまりに酷い内容にひっくり返ったことがあります。こんな作品を本として売るなよ、ってムカッ腹が立った。図書館で借りたやつだからいいけどさ(買ってないんかい)。
ともあれ、厳しい世界ではありますが、常に「いいもの、面白いものを書こう(描こう)」と緊張感を持った人、そのために尽力する人こそが評価されるべきだとは思います。コロコロの先生方、大変でしょうが期待して待っています。LOSTの続編もめっちゃ楽しみにしてますんでヨロシクです。