今週のお題「最近捨てたもの」
両親と自分の家族(夫と息子二人)の三世代で住んでいた我が家。両親は「昭和戦中派あるある」で、ともかく物を溜め込んでいました。結婚後、家を建て替えた際に収納スペースをこれでもかと設け、屋外にも物置を置いたのですが、両親、特に母親の持ち物で占領されるという事態にゲンナリ。アレはいつか使うのでとっておく、コレも大切だから保管すると言い張るばかりで、処分しようとすれば気がふれたかのように怒り狂うため「そんなこと言ったって、この先絶対使うはずないじゃん」と不満に思いつつもお手上げ。まさに「負の遺産」ですが、手付かずのまま放置するしかありませんでした。
やがて父はこの世を去り、母も施設へ入居することに。よっしゃ、収納の中に眠る不用品の処分に着手する時がきたぞ。「負の遺産」を子供たちの代まで残すわけにはいかないけれど、ぐずぐずしていたら自分もババアになって体力低下、片づけどころじゃなくなるかもしれない。明日より今日、今が一番若いのだ。というわけで精力的に作業を開始し、場合によってはリサイクル業者の方に買い取ってもらうこともありました。それらの経緯は下記の記事で取り上げています。
頑張った甲斐もあり、不用品と呼べる物はかなり少なくなってきたのですが、最近になって収納スペース内にある大きめの不織布の袋が目につきました。いったい何が入っているのか忘れていたので開けてみると、中には折りたたまれたレースカーテンが……元は二枚組だったのが、経年劣化によって片方破れてしまったため処分したものの、無事だった方は「どこかに使えるかも」と保管していたんですね。しかしながら、長期保存でそちらにも傷みが生じており、先に捨てた「相方」と同じ状態になっていました。一枚がダメになった時点で、二枚まとめて処分するべきだった。「いつか使う」で、母と同じことをやっていたと反省。その後、カーテンはゴミ袋行きとなりました。
とまあ、このように日用品は思い切りよく処理できるのですが、推しているアニメキャラのアクキーやアクスタ、クリアファイルなど「推しグッズ」に薄い本(同人誌)はちょっくらちょいと処分できるはずもなく、全部ダンボール箱に入れて保存しています。長男に言わせると、それらも「負の遺産」だそうです。生きている間は絶対に捨てられるはずもなし、終活となったらどうしよう……