前回のベイX記事はこちら☝
※以下、ネタバレを含みますので、御注意ください。
ベイX原作&アニメ
アニメ第64話「形無き影」
前半は63話に引き続いて、特訓を重ねる『ズーガニック』チームと、万獣家でキングママことジョカに手ほどきを受けるマルチの様子が描かれており、後半はXタワーのもうひとつのタワーである、ソリダスタワーに移籍した『ファランクス』の戦いがクローズアップされ、どういうわけかぱっくんの家にお邪魔しているバード、悪代官ごっこをする目ヶ岡女史なんてのもあって、情報量の多い回でした。
それにしても、エンタメ重視のブレーダーが所属するスラッシュタワーに対して、バトルの内容に比重を置くあたり、スラッシュに比べて泥臭い感じのする(前三世代に近いノリでもある)ソリダスタワー、なあんて、後付けサクサクな感じがするのだが、当初からの設定だったのだろうか。エクスとマルチは当然わかっていただろうけど「スラッシュとソリダス、二つあるけど、ボクたちは『ペンドラゴン』のいるスラッシュでいくからね」みたいな説明を初心者バードが聞かされていたとも思えない。なし崩しでスラッシュに連れていかれたとか? それに、地道な戦いぶりで華やかさは皆無の、いわばソリダス向けのチームと思われる(作中でもそんなふうに言われている)『ファランクス』が10年もの間スラッシュにいて、今さらそっちに移るなんて不自然じゃない? もっと早く移れば良かったのに、つか、最初からソリダスに所属しろよとしか思えん。カンソクシャさんは「スポンサーの意向だったのでは」と理由づけしていましたが。
ともかく、プロなんだから魅せるバトルを、とか、難波ゆにがよく口にする「モテ」がどうこうとか、実力よりもパフォーマンス優先みたいな、そういう設定はいかがなものかとこれまで不満に思っていたのが、今になってバトル重視云々という話になって、ソリダスに所属するチームがこの先の展開で幅を利かせてくるわけでしょ、何だか興醒め。もっとも、石山とバトルしていた、印象は悪いけどイケメンキャラの登場やら、毎度のバーンと石山の妖しい関係(笑)やら、新規に出てくるのが女子キャラばかりで辟易していたところにいくらか【腐】要素が注入されたのは◎。バーン×石山、どこかで流行っていて欲しい。
アニメ第65話「始まりの翼」・第66話「夢中になれるものを」所感
二話連続でバードの過去編。バードがベイを始めたきっかけをテンカに語るというスタイルをとって、バードの小学生or中学生いわばベイのプロを目指すまでの経緯が明らかになります。
あのド田舎にあるバードの学校(小中どっちか不明のため学校としたけど中学生の可能性が高いかな)に転校してきた鷹野ツバサ。見た目女子なのか男子か、次回予告ではわからず、ちょっとした話題になりましたが無事(笑)男の娘でした。ツバサと友達になったバードは彼がベイをやっていること、プロブレーダーを目指していることを知り、一緒にやろうと持ちかけられるが興味は持てないまま。そこへクレクレオなる、設定が適当すぎる雑魚キャラが登場して同級生たちのベイを奪った上、ツバサにバトルを挑む。正義感の強いバードはクレオと初バトルで初勝利、ツバサもクレオをくだすが、ベイバトルそのものは好きだけど、勝敗にこだわることが苦手ゆえにプロにはなりたくないというツバサの本心が語られる。またしても転校してしまうツバサ、彼によってベイの世界を知ったバードは『ペンドラゴン』の試合を観てプロを目指す決意をする。
おとなしくて引っ込み思案なゆえにクラスに馴染めないツバサを気にかけるバード、学校中の人気者でありながら自分にもフレンドリーに接してくれるバードに憧れの感情を抱くツバサの様子は「これ、絶対好きになったよね」というクラスタの反応を期待しての仕業かな。ラストにはラブレター(イラスト)をプレゼントするし、バード×ツバサをやれと言わんばかり、やらんけど。
にしても、バードってばマジもんのハイスペック男子で、ルックスも性格もいいし料理も得意で、スポーツだけでなく勉強もできるってとこは歴代主人公とは大きな違いじゃん。つか、ほぼ紅シュウやん。主人公たち、運動神経はいいけど勉強苦手設定だもんね。文武両道はライバルたちに許された設定であり、ここにイケメンと「いいとこのお坊ちゃん」が加わると完璧。ド田舎だから社長の息子ってことはなさそうだが、実家は豪農かもしれん。もしかして「エクスの真のライバルは最終的にはバードになる」ゆえにバードはライバルとしての高スペックを持ち合わせているのかも。
そうそう、今回の内容でみんな突っ込みたかったであろう「ツバサの父って何の仕事してるの?」辺境の地(そこまで言うか)に家族連れて転勤して、すぐに異動ってどうよ。ド田舎すなわち山奥でダム工事か何かやってて、ゼネコン側から出向してきたとか? だとしても単身赴任するよなあ。ま、そんな話は置いといて。
アニメ第67話「銀の狼」所感
ぱっくんの家に入り浸るXとバード、彼の配信にも付き合ってすっかり仲良し。その後、謎の黒服の男たちに拉致されるぱっくん、助けを求める動画が流れるも、ネタだと思われてしまいピンチに。一方、Xは自分の師匠を紹介したいと言い出し、バードとテンカを伴って師匠である銀狼の元に向かう。そこにはぱっくんを拉致した組織の黒服二人組が白髪の男と争っていた。
原作第17話の内容-マルチ+ぱっくんのエピソード、といった第67話、初登場では印象最悪だったぱっくんがこんなにも重要キャラになるとはね。ヒネた態度は相変わらずなものの、可愛げもでてきたような。さて、OPにも登場していた銀狼がようやくアニメ本編に絡んできましたね。CV予想とか全くやってなくて、聞き覚えのある声だと思ったら鬼滅・宇随天元CVの小西克幸氏でした。やった、大物きた~! そういやバードCVの梅田修一朗氏、この頃凄い売れっ子になってきたよね。主演するアニメが増えてきたし、ヒロアカのスピンオフの主役もやるらしい。まるで紅シュウCV榎木淳弥氏の路線じゃん。ベイアニメに出ると売れるというジンクスになるかも。
原作第18話「白星決闘」所感
ソリダスタワーの覇者『ゾディアック』チームと、スラッシュのトップである『ペンドラゴン』が戦う超頂上決戦ではクロムのいない『ペンドラゴン』が負け、『ゾディアック』のリーダーである白星オメガ(テンカの母)が白星決闘を開催すると宣言。母を倒したいと言うテンカを加えた『ペルソナ』は手始めに金色カルラのチーム『ゴルディアス』とバトルする。
またしても女キャラ、しかも母親。父がブレーダーだったとかデュエリスト、バンカーといった、親子ネタはコロコロあるあるですが、母のパターンは初めてかも。子供ほったらかしで家事もやらずにベイ回しているだけでいいよな~。もしかして夫に全部押し付けて家を出たのか、家に縛られている主腐としてはむかつく存在ですね。カルラはここで登場するキャラだったのね、バーンの自称許嫁はアニオリか。
今日のまとめ
オメガのベイのモチーフはペガサスで、チーム名が『ゾディアック』。これってもしやメタベイのオマージュかと、ようやく気付きました。ヲタを自認していますが、ファンタジー系の用語には明るくないため、最近になって「ビースト」が獣の他に想像上の生き物(クリーチャー)という意味もあること、ペガサスもビーストのひとつで、カルラのベイのモチーフ・ガルーダもビーストなんですよね(『悪役令嬢転生おじさん』で学んだ)。1期で出てきたベイは爆ベイの四聖獣モチーフが含まれていたし、なるほどそういうことかと。
青竜すなわち龍モチーフはエクスとクロムが使っていて、しかもクロムのベイは「ドラグーン」でまんまだし、シグルは白虎モチーフのタイガ(「ドライガー」ではないのね)、玄武モチーフは自分の名前にまで「ドラシエル」が入ってるシエル。カルラが登場した時、これで朱雀も揃ったと言われていましたが、ガルーダはビーストで朱雀は四神ですからガルーダ≠朱雀。つーことは今のところ朱雀モチーフのベイはなく、今後誰かが朱雀になる可能性あり、って、それもしかしてバードなんじゃ? ここで上に記した「エクスの真のライバルは最終的にはバードになる」が真実味を帯びてくるんだよね、Wow。ならば3期はベイバで出た世界の神様モチーフになるのかな、そこはちょっと楽しみ。
Beybato Channelさんで、67話のぱっくん部屋の配線に対して「発火しそうなタコ足配線」というコメに爆笑。全く気づかなかったわ。そんな気づきを与えてくださる動画配信者の方々に助けられています。宜しかったら視聴、チャンネル登録してみてください。