今週のお題「読んでよかった・書いてよかった2024」
今年読んだ作品でよかったと思ったものは何といっても「マッシュル-MASHLE-」です。Yahoo!検索大賞2024アニメ部門1位という人気作品で、原作は週刊少年ジャンプに2020年から2023年まで連載されたマンガであり、アニメは1期が2023年、今年は2期が放送されました。オープニングテーマが大ヒットしたことでこの作品を知ったという方も多いと思われますが、私の場合はいつも拝見しているユーチューバーさんがきっかけでした。これまで「鬼滅の刃」や「呪術廻戦」を取り上げてきた件のユーチューバーさんが「マッシュル」をネタとしたパロディ動画を公開、それを観て動画の基になった作品はいったいどういう内容だろうと興味を持ち、配信されているアニメを観たり、原作のコミックスを購入したりといった行動に出たわけです。
「マッシュル」の内容を簡単に記しますと、魔法が使えることがあたりまえとされ、魔法力のない魔法不全者は処刑されるという厳しい世界=魔法界が舞台で、魔法力は備わっていないが、筋力とパワーだけでそんな世界を生き抜く主人公、マッシュ・バーンデッドが名門の魔法学校に入学し、神覚者と呼ばれる優秀な生徒の称号を勝ち取ろうとするストーリーです。
魔法学校の設定が「ハリーポッター」のオマージュに満ちていますが、激しいバトルがあるかと思えば、合間のシュールなギャグなど、アブノーマルファンタジーというキャッチコピーはなるほどその通りと納得。主人公マッシュのキャラは寡黙で真面目、マイペースと、これまでの少年マンガの主人公像(明るく陽気、熱血など)とは些か違っていますが、それも時代かなと思う反面、入学後に知り合う仲間たちとの友情、ライバルたちも含めての絆の描き方はジャンプマンガの王道路線であり、不快な気持ちや暗い感じにならずに読後感がいいところなど、読んでよかったと思える作品でした。来年はアニメ3期の放送が予定されていますし、コラボやイベントも盛んで、連載は終わっても人気はまだまだ続く模様です。
さらに特筆すべきはイケメンキャラが多くてパラダイスなこと。私はマッシュの友人その①フィンの兄である、レイン・エイムズを推していますが、友人その➁のランス・クラウンやその③のドット・パレットも捨てがたいです。また、学生だけでなく、神覚者が集まる魔法局もイケメン揃いなので、是非とも御覧になってみてください。