「バトビのすゝめ」の続き、今回はEPⅡ(炎魂)です。詳しい経緯は①でどうぞ。
いろいろと間違った用語や表現がありますが、当時のままで公開します。
②B-伝説!バトルビーダマン炎魂(ファイヤースピリッツ)(2005年1月~12月放映)
〔EPⅡ ➔これは部分的にEPⅠを踏まえてはいても、まるっきり続編という形は取っておらず、続きのようなそうでないような、全体的に変なノリです〕
ある日、宇宙からビー玉のような謎の玉が何種類も降ってきた。この玉はビーダマン用にうってつけと判明(誰が判断したのか?)。世界中に散らばったその玉の総称は必殺球(ストライクショット)と名付けられ、次のウィナーズ(ヤマトは前回優勝者であるという部分は踏襲)への出場希望者は必殺球を最低ひとつ手に入れることが条件とされる。必殺球を探すため、タメゴローと共に再び旅に出るヤマト。途中、ガンノスというヤンチャ少年に出会い、行きがかり上行動を共にする。
【★ガンノス始め、EPⅡから新登場するキャラは原作ではジャンクビーダーというグループの一員で、個性派揃いでキャラが立っているのにも関わらず扱いが今ひとつで、その反動?からか、アニメではそれぞれ大活躍。ガンノスはベイブレでいうところの、EPⅢ(Gレボ)から登場した大地のポジですね。このガンノスくん、ベイブレ以上に男しか出てこないバトビーの中にあって、珍しく女子が絡む設定のキャラ。故郷の町の町長の娘ハナ(美少女だが性格に難あり)に想いを寄せられているものの、彼女のことは苦手。旅の途中で知り合ったキク(ブスキャラだが性格は◎)の方が好きという、見る目のある男です(笑)。ハナとキクって、いなかっぺ大将へのオマージュだよな。スタッフはどんだけ齢くってんだ、同世代?】
ヤマトは自分用の必殺球・ドライブ弾を、ガンノスもメタル弾を入手する。一方、故郷に帰っていたグレイも旅に出て、自分のマシンに合うスピード弾を手に入れていた。ツバメは兄弟子の鉄之介と旅を、また、ブルも必殺球を求めて旅をしていたが、その道中に出会った、狼を連れた謎の少年・アキュラスと関わることになる。
【★EPⅠ時代の仲間たちもそれぞれに動き出しますが、ウェン&リー兄弟に触れられていないのが残念。もう出てこないのかと思った。ここで特筆すべきはやはりジャンクビーダーの一員とされていたアキュラス。バトビーでは№1美形と言ってもいいのでは? EPⅡでは彼を中心に話が展開します】
ヤマトの宿命のライバル、炎呪は奇しくも彼の父同様に、八百長を請け負う裏ビーダーとして糊口をしのいでいた。そこへ通りかかったのはグレイ、噂を聞きつけ、裏バトルが繰り広げられている繁華街(歌舞伎町みたいなところ?)へとやって来た彼は炎呪を酒場(笑)へと呼び出す。
【★ようやく炎呪登場かと思いきや、彼の現状はそれまでの明るくて元気なノリを吹き飛ばすような暗い話でのけぞってしまいました。流れ流れてこの街に行き着いた炎呪は生きていくために裏稼業に身をやつしていたわけですが、なんで彼ばかりが生活に苦労しているの? 他の連中だって金持ちでもなければ仕事しているわけじゃないし、それでも呑気に旅しているのに、そこだけリアルなのはおかしくねえかとツッコミ。にしても、他のメンバーはEPⅠと同じ容姿・服装なのに、炎呪クンは男振りが上がった上に、ファッションも長ズボンになって改善されました。やはり短パンは不評だったに違いない。グレイが炎呪を呼びだした酒場はビリヤードの代わりにビーダマンをやっていて、カウンターのストゥールに腰かけた2人が酒の代わりに(未成年ですから)イチゴ牛乳を飲むというシーン。なんじゃこりゃ】
グレイは今の炎呪の有様を批判。要は「みんな必殺球を探して、ウィナーズに出ようと頑張っているのに、おまえは何をやっているのか」ということだが、すっかり投げやりな炎呪は「バトルへの情熱なんて忘れた」と言って立ち去る。そこで、炎呪がやっている八百長試合に飛び入り参加したグレイは彼を挑発。戦いによってかつての自分を取り戻した炎呪は必殺球探しへと向かう。
【★今回の炎呪は暗くて無口で何考えているのかわからない男。なんだかベイブレのカイみたいなキャラになっちゃって落胆。美形度はアップしたんだけど(ズボンも改良されたけど←しつこい)EPⅠの時のような、高飛車でオレ様な彼が好きだったのに。腕組んで「ハッハッハ、ざまーみろ!」みたいなセリフを吐く様がイカしていたのですが、そーゆー姿が似合わなくなってしまった。それに、こういう雰囲気でやられると、腐女子たちが炎呪×グレイ、あるいはそのリバみたいなBLをやるんですよ、カイ×レイとノリが同じだもの。それだけはやめてくれ! 2人とも心はヤマトのものですから】
必殺球を探し続ける炎呪がたどり着いた雪山には秘密の宝を守る種族の末裔の少年、キアがロボットのルドーと共に住んでいた。山道から転落した炎呪を助け、看病するキア。その相棒であるルドーの内部に必殺球(秘密の宝の正体)が内蔵されているのに気づいた炎呪はルドーを破壊して奪う。泣き叫ぶキアに名前を告げ「おまえの仇だ」と言い残して立ち去る炎呪はウィナーズの会場を目指す。
【★またしてもド・シリアスな展開で、もう勘弁して欲しいと思いましたね。こんなの、私の知っている炎呪じゃないって。その後の展開で、炎呪とキアの関係は仇のはずなのに、親子か兄弟みたいに密着、手を繋ぐシーンもあるのよ。マジかって。炎呪が手を繋ぐ相手はヤマトでしょ! ユウヤにこだわるカイを彷彿してしまいました。どちらも性格が安定しない、脚本ダメすぎる】
ウィナーズ予選開始。忘れ去られていた(ヒドくね?)ウェンとリーも参加、彼らの幼なじみのキバという新顔も登場する。そして準決勝1回戦、ヤマトはガンノスを制して決勝に進出。2回戦は炎呪対アキュラスだが、アキュラスの必殺球に為す術のない炎呪は惨敗。決勝戦はお約束通りのヤマト対アキュラスで、前回優勝のヤマトですらもアキュラスの強さの前に負けを期してしまう。
【★アキュラスに負ける炎呪、ベイブレEPⅢでブルックリンに負けるカイと同じパターンじゃん。どちらも似たような展開しかできないのね】
さて表彰式という時、試合をずっと見守っていたボスマスターというおっさんが突如、手下を使ってアキュラスを捕獲しようとする。じつはアキュラスはルプス族という一族で、自ら必殺球を作り出す能力を持っていた。ボスマスターはB-デウスという組織の幹部で(第2のシャドウか)、ビーダワールドを支配しようと企み、その手段としてアキュラスに最凶の必殺球を作らせようとしていた。アキュラスを救いだすため、ヤマト、ガンノス、ツバメ、グレイはB-デウスのアジトを目指す。
【★この過程がまた珍道中で、しばらく砂漠を歩いた挙句行き倒れになるとか、ガンノスの故郷で、彼がハナと結婚させられる場面に巻き込まれるとか、捕らわれたアキュラスを心配する割にはドタバタ。グレイも一緒になって笑いを取っている様は「芸人に混ざってお笑いを担当しているジャニーズ」を彷彿させて痛々しい。クール&美形の王道だったはずなのに、彼はどこで道を間違えたのでしょう】
ついにたどり着いたB-デウスのアジト。バトル対戦だったり、アジトでの戦いだったりと、攻防を続けるヤマトたちとボスマスターの配下(たくさんキャラが出てくるが割愛)。敵を倒してアキュラスの元へとたどり着くが、味方の危機の場面を見せられ続けていた彼は精神的におかしくなり、最悪最凶の必殺球を作り出してしまう。敵方が放ったその球に対抗し、勝利するヤマト。彼の熱意によって正気を取り戻したアキュラスは故郷に戻り、ビーダワールドに再び平和が訪れる。
【★もうメチャ端折ってしまいました。だって、だいたい展開は同じだもの。最終章でまたしてもヤマトは魔性ぶりを発揮、アキュラスに抱きつきましたよ~! もう、これ以上手を広げてどうする? 美形なら誰でもいいのか? 】
以上、バトビーアニメの解説でした。EPⅠ無印はともかく、EPⅡ炎魂のストーリーはイマイチで、無理やり続けた感が酷かったです。炎呪は別人だし、変なガキ(キア)に入れ込んじゃうし、ウェンとリーは付け足しになってるし。敢えて良かった点を挙げるとすると、解説では触れませんでしたが、やはりジャンクビーダーの一人で敵側に回るハジャというキャラがなかなかいい味を出していたのと、女を顔で選ばないガンノスの存在ですかね。少年誌って(コロコロは児童誌だが)見た目が可愛くて性格もいい女子しか出てこないけど、敢えてブスキャラをヒロインにしたスタッフの英断に拍手です。リエナ(美少女)がメインヒロインだから、ブスでもいいやと思ったのかもしれないけど。
バトビーに関してはやはり、原作が一番かな。アニメでは余興?みたいになっていましたが、スーパー5大フィールドでの戦いというのは最初のウィナーズが終わったあとの、次の戦いになっており、カインが黒幕というのは同じなんですけど、そこでの戦いでコバルトブレードを壊されてしまったヤマトの元に、自宅?に帰っていたアルマーダに頼まれて新しいコバルトセイバーを届けるのが炎呪クン(性格は高飛車、オレ様のままだがヤマトラブ♥がスゴい)という嬉しい展開。しかもそのあと、倒れたヤマトを炎呪がおんぶしたり、バイクでタンデムしたり、2人でタッグを組んでバトルしたりと、あまりのイチャつきぶりに鼻血が出そうでした。なんだ、このCPを一番に推してるの原作者じゃん(笑)。もう最大手と呼んでしまってもいいわ。(注:同人活動に於いて、そのジャンルでファンに人気があり、同人誌の発行部数が多いサークルを大手と呼ぶ。主催者はプロやアシスタントをしている人が大半だが、なんといっても原作ありきなので原作者が最大手)そのあとはマスターウィナーズという大会で、ウィナーズで活躍したメンバーを集めてバトル、そこに出てくるのが先のジャンクビーダーたちとビアスという内容です。
えっ、何だか中途半端な終わり方なんだけど、こんないい加減な文をみんなに送ったのだろうか。いや~、すまん。バトビアニメは爆ベイよりも一年少ないし、当時はともかく爆ベイが最推しだったので、力の入り方が違うのかも。
久しぶりのバトビ記事でしたが、これでも(笑)来年計画されているビーダマンシリーズのオンラインイベントに参加するつもりです。主催者様にも「出る予定です」って言っちゃったからね、何とか新規のネタをひねり出さねば。
イベントスケジュールを作成しました!ご予定を立てるのに参考になさってください!😊
— webオンリー「target!2」 (@bi_damanoonly) 2024年7月16日
また、ピクスク様のサークル参加費無料キャンペーン終了に伴い、当イベントで「無料」と表記していたツイートを削除しました。1/5までにお申し込みいただければ「無料」で参加できますのでご検討ください。 pic.twitter.com/NQ74UpYPFR
また、雑なイラスト&マンガの「バトビ便り」を公開しています。サブブログ2『DOUJIN SPIRITS』を御覧ください。
バトビグッズ展覧会の記事の内容を変更したのでお知らせします。