前回のベイX記事はこちら☝
このブログはGoogle AdSenceからの広告が表示されるように設定していますが、ここのところタカトミさんの広告（PC版ではベイ、モバイル版はデュエマ）が何度か表示されたことにささやかな喜びを感じました。もしかしてAIなどを使って内容をサーチしているんですかね。毎度ネタにさせてもらっているので、売り上げに少しでも貢献できれば幸いです。
原作についてはコロコロオンラインで確認しているため、公開よりひと月遅れのコメになります、御了承ください。
※以下、ネタバレを含みますので、御注意ください。
ベイXアニメ＆原作
アニメ第43話「あの日のペンドラゴン」所感
頂上決戦を前に、ペンドラゴンに三人目のメンバーが加入し、その記者会見というシーンから開始。三人目はもちろん仮面Z。だが、Zに対して冷たい態度を取り続けるクロム、といった場面からペンドラゴン結成の、ひいてはクロムの過去を描く今回、ヒロアカ風に言うなら「龍宮クロム・オリジン」だな。
アマチュアブレーダーの中でも突出した存在で注目の的だったクロムはいつプロデビューするのか話題になっていたが、有名チームに入るよりも自分の力でイチからのし上がりたいという希望から銅田産業の誘いに乗ってペンドラゴンが結成される。やがてエクスとシグルがスカウトされてメンバーが揃い、無敗のままチャンピオンへの道を駆け上ったが……といったところ。
アマ～チーム結成時のクロムはまさしくさわやかイケメンで「キレイなクロム」と揶揄されてましたが、アニメが始まった当初のイメージってコレだったよね。初めて原作のカラー版を見た時はベイバのルイ様をクールキャラにしたようなタイプかなと思ったんですよ。冷酷で威圧的なラスボス、みたいな。それが意外と紳士的で好青年じゃないかと、みんなのクロムに対する印象は⤴️。そんな彼をおかしくしてしまった存在がエクスだったわけで、初対面の時に「一目惚れ」とコメしていたクラスタさんがいたけど、オラは「惚れた」というより「こんなガキが？」と思ったのではと感じました。プロであることには無頓着で宣伝などの仕事もしない、誰かとバトルさえできれば満足の幼児性と、ビジネス面に於いて言葉は悪いが足手まといで迷惑をかけてくる存在なのに、圧倒的な強さで敵わないってどうよ。それなのにエクスに魅了されてしまったクロムの、その後の病みっぷりは御覧のとおりで、シグルには「壊れている」と言われたし、今やヤンホモ以外に形容する言葉がない。ダメ女にハマッちゃって抜け出せない人みたいで、自業自得でもあるがエクスに出会わなければ真っ当にチャンピオン業をやっていたのかと思うと気の毒。
それでも仮面Yになってエクスの軌跡を辿り、自分の中にエクス（的要素？）を取り込むことができた、みたいな謎解釈で納得＆満足したらしいクロム、どこをどうすれば「ひとつになった」と言えるのかよくわからんが、本人が良ければいいんだろうな。まあ、そうすることで吹っ切れてエクスと戦えるのでしょうが。
アニメ第44話「あの日の家族」所感
43話が「龍宮クロム・オリジン」なら今回は「七色シグル＆マルチ・オリジン」といったところかな。バードがヘルズサイズにまつわる話をマルチから聞き出すという形で、幼少期のマルチとシグルの逸話、さらにはマルチがシグルのために作ったヘルズサイズだったのに、プロにスカウトされたシグルが家を出て渡せないままになったという経緯が語られました。仲間の子供たちがシグルのことを「アホのシグル」と呼んでいたが「あ～りが～とさ～ん」の故・坂〇師匠かよ。「アホ」は差別用語じゃないから使ったのか、あの様子だと「どんくさい」の方が適している気もするが。
バードとマルチの親密な様子に、二人を男女CPだと解釈している方々は大喜びでしたが、マルチは男の娘説を推したいオラとしては「まあ、好きにしてくれ」。そもそも男女CPだったら照れるでもなく額をくっつけ合うなんて真似はしないと思うのだが。戦友同士の誓いと見た方が納得できる。
そーいや、ベイXアニメをネタにして動画を配信する方が増えましたね。思わずチャンネル登録したよ。カンソクシャさんという方はそれこそ「マルチは男の娘」をゴリゴリに推しており「いや、女だ」と言い張る視聴者とコメ欄でバトッていて、動画でも「こう言ってくる人がいますが」と反論していて面白い。いいぞ、もっとやれ。
アニメ第45話「あの日のあなた」所感
過去ネタが続くのは決戦前に各キャラの掘り下げをしておく方針かと。今回は仮面Zこと「神成シエル・オリジン」。顔出ししていきなりオリジンだよ。地方から出てきてアマチュアの大会で活躍し続けるシエルの目標とする人物はクロム。大会の優勝者はプロと戦えるという場面で石山に負けたものの、特別ゲスト？のクロムに励まされて俄然やる気に。その後も勝利し続けてついに念願のペンドラゴンからのスカウトがきた、はいいが、とっくに病んでいたクロムにZの仮面を渡されて今に至る、といった感じ。
シスコを彷彿する稲妻型の前髪の元気少年といった主人公タイプのシエルは「バードみたいなヤツが増えた」とも。頑張り屋で前向き、それでいて礼儀も正しいし、好感度の高いキャラなんだが、憧れた相手が悪かった。クロムと対峙した部屋の床一面に散らばった写真から仮面Xの正体が離脱したエクスであり、クロムがエクスのことをずっと引き摺っていると知るシエル、さらにはそこから仮面を被るよう命令されるといった、この酷な展開。
クロムへの憧れが醒めるとか失望するならともかく、却ってクロム命みたいになってしまったシエルに対して、クラスタから様々なコメが飛び交いました。ヤンホモが二人になったとか、エクスの写真がたくさんあるのって、ストーカーの盗撮まがいでキショいとか、シエルはDVする相手と別れられないダメな被害者のようだとか、手厳しい？意見もあったけど、献身的なシエルに同情する人も。なんかもう、ドロドロの昼ドラみたいだよね。これで児童アニメとはいったい。ラストの、こちらをガン見するエクスに腹を立てる人もけっこういた。「こっち見んな」ってコメに苦笑。オラもそうだよ、そもそもはヤツが元凶じゃん。やっぱり好きになれんわ。
アニメ第46話「オフ」所感
試合の前だからこそ休息が必要、ということでヤバい話のあとのホッコリ回。これぞホビアニらしい内容、こういうのが観たかったと感想を述べるクラスタ多。せっかくの機会なので故郷に帰省するバードにもれなくついてくるエクス。こいつってば、キャンプ場での特訓の時も同じようなことやってたよね。にしてもバードの故郷って僻地すぎん？ 二人の元チームメイト以外はオバ村長とガキしかいない謎の村だし……今、田舎というものに対してむっちゃ腹立ってるんで、コメはここまでにします。
原作第14話「タイトル不明」所感
シグルvsマルチのバトルに決着。第二試合は仮面Z（原作ではまだシエルとしては紹介されていない）とバードかと思われたが、クロムが出ると言い出す。エクスへの執着から吹っ切れた様子のクロムはそれこそ威圧的ラスボスの様相で、ビビるバードをよそに、ライバルとしての本気のバトルができると嬉しそうなX。クロムさん、アニメよりはマシというか、アニメがヤンホモを加速させていると思うわ。で、そのあとは原作での「龍宮クロム・オリジン」が描かれました。
今日のまとめ
45話で掘り下げられ、バックボーンが判明したシェルくんですが、ペルソナの快進撃と並行してアマとして活躍していたわけで、他国などではなく同じ界隈（Xシティ）で活動しているのに、ここまで彼に関する話題がひとつも出てこなかった、仮面Zになるまでわからなかったってのもちょっと不自然かなと。それを言ってしまうと、クインさんやぱっくんとかも唐突な登場だけどさ。キャラとしては当初から設定されているんだろうし「この人の配信が人気」「今この人がアマで活躍してるよ」といった感じで、業界？に明るくないバードにマルチが解説する形をとるなどして、口頭だけでもいいから、もう少し前から存在を匂わせてもよかった気がする。
つくづく思ったんだけど、ベイの世界では仮面って特級呪物つか呪具じゃね？ 被るとヤバくなる、いや、ヤバい人が被るのか。「神成シエルは死んだ」って、某スパダリキャラのオマージュかと。あの人も世界遺産破壊しちゃってヤバかったよね。ちなみにリアルイベントで仮面Yのコスプレやった人、いるのかな。あれ、リュックとか衣裳とか、仮面以外は楽に用意できる格好じゃん、あんな感じの参加者いっぱいいそうだし。夏場は無理でもこれからの季節、冬場ならアリかもよ。
さて、今や多くの批判にさらされているベイX、オラもテンション下がったとか勝手なこと言ってて申し訳ないけど、その要因はエクスのキャラのせい「だけ」だからね。ま、こんな形で炎上するなら「エクスの復讐劇」のストーリーでやってた方が却って良かったんじゃないかと。原作者の方々の傾向として、そういう話の方が得意じゃないのかな。
一次創作をやっている身なのでわかりますが、人によって話創りの傾向に得手不得手はある。そこはプロなんだから引き受けた以上は何とかしろと言われても、どこまでやれるか、結果として受け入れられるかはわからない。前三世代とは違う展開のお話で、でもホビアニらしさは忘れずにハピエンで、販促に影響するからスポンサーの意向も汲み取って、コロコロ編集部の了解も得て……って、けっこうハードル高いよ。
どのみち子供たちにウケないのなら、復讐劇の方がエクスというキャラに共感も集まって面白い話にできたんじゃないかな。バードの存在も「ホビアニらしいキャラ」を出せといわれたものの、扱いに苦慮しているのかもしれない。そんなふうに想像すると、無責任に批判するものどうかと。つーことで、1期無印となるのでしょうか、あと4,5話くらいだと思うけど、今後の展開を見守っていきたいと思います。
さてさて、ベイチューブのコメ欄が開放されていたりいなかったりなので、以下の動画を参考にさせて頂いております。宜しかったら視聴、チャンネル登録してみてください。
