前回のベイX記事はこちら☝
上記の記事を一旦仕上げてUPしたのちに、とある公式のサイトを拝見したところ、七色マルチのキャラ設定について考察した文章が載っており、これはコメせねばとばかりに、記事の終わりに追加した文が下記です☟
ネコ耳女子こと「七色マルチちゃん」と呼んでいいのか否か。てっきり女子だと思い、女は興味ねーからとばかりに上記の文を記しましたが、その後、七色という姓を考察している記事を読んでハッとしました。使用ベイについても「名前忘れた」で適当に流したけれど、スカートを履いている画像では黄色のベイ「ウィザードアロー」、男装？した姿の画像では緑のベイ「ナイトシールド」が使用モデルとなっています。なんでマルチだけ二つのベイを使うのか、もしかして同じ名前（プロレスのリングネームみたいなやつ）を使って入れ替わっている、男女の双子という設定なのでは……という発想自体が昭和なのだよ。
七色＝虹色はとある団体の象徴とされているのは御存知ですよね。とてもデリケートな話題なので遠回しに書いていますけど、マルチは「女子とは限らない」ということ。その見方はなかったわ。そういう設定を児童誌で取り上げるものかなとも思うが、子供のうちから触れさせることはマイノリティな人々に対しての差別や偏見をなくすようにするにはいいのかもしれない。そもそも、これまでの「バトルするベイ女子（爆ベイのマオやエミリー、ベイバのイリヤ等）」はスカートなど着用していない、動きやすく活動的なファッションで、スポーツをやるなら当然かと思うけど、マルチにはあえてヒラヒラのスカートを履かせているところに何らかの意図があるのではと深読みしています。ともかく、原作＆アニメが実際にはどういう設定になっているのか、興味深く拝見したいと思います。
全国の幾つかの裁判所において同性婚に関する訴訟が起こされ、違憲と認められて勝訴した云々というニュース、つい最近視聴しましたが、こういった性的マイノリティの人々を支援する団体がシンボルマークもしくはシンボルカラーにしているのが七色であり、その言葉を姓にするというのはやはりそうなのかと勘繰ってしまうのも仕方ない。その後、ベイXに興味のあるベイクラスタさんの間でも「マルチくんかもしれない」と話題になっていました。
それにしても児童誌であるコロコロで、はたしてマイノリティなキャラを描くのか否か。そこで思い出したのが初代ベイマンガである爆ベイで登場した、とあるキャラのことでした。
RISINGとして復活した爆ベイの2巻に登場した、月こと鏡睦月。上記のページではタカオに「えっ！？ 女子？」と言われ、また、G.B.C日本予選大会でカイと対戦する際にも、選手紹介で美少女と言われたところを美少年だと自ら訂正していました。
確かに、スカートこそ履いていないけどニーハイソックスなのかタイツか、バルーンパンツというよりブルマ？ 上半身はボンテージっぽい。どちらにしても男子はあまり着用しない、つか、着る人を選ぶ格好だよね。マックスの脳天気なコメが笑える。漫画業界全体で世代としては上の方の青木先生が登場させたほどですから、今や、こういったキャラは進歩的、ではなく、当たり前に存在する状況になっているんですよね。
彼らのような女装キャラ、「男装の麗人」に対して「女装の～」何と表現するのだろうか。我が国に於いて昔から男装する女子は容認されていたけど、女装する男子に関しては歌舞伎役者以外に例がなかったからなぁ。ググッてみたら「女装美男子」とか「男の娘」が出てきたけど、麗人に対抗できるワードではないんだよね。ちなみに麗人は女性限定っぽい。美人も佳人もそうだけど『女』ではなく『人』なんだから、男性に使ってもいいと思うんだけど。
RISINGは現在休刊となったコロアニに連載、すなわち、かつてコロコロ読者だった二十代を読者層としてターゲットにしており、コロコロ本誌よりも「大人向きのネタ」をもってくるというのはありますけど、青年誌というわけでもないし、エロも抑えてあるし、現役小学生が読んでもOKという内容にしてある。ってことは、マルチが月と同様のキャラであっても何ら問題はないでしょう。ならば次は同性愛志向のキャラ登場も時代に即しているのでは、って、わざわざ登場させなくても皆とっくにそっちの志向だと（笑）。いや、その解釈は【腐】の民が勝手にやってるんだけどさ。しかし少なくとも某ベイマンガの某キャラはトンデモな妄想を抱いていたほどだから絶対そっちだと思うぞ。
いずれにせよ、今月発売のコロコロから連載が始まるベイX、はたしてどういうストーリーなのか注視していきたいと思います。
