我が家の騒動シリーズ第三弾。
今回のネタは浴室、風呂です。シリーズの集大成と呼んでも過言ではない。って、大袈裟な物言いやな。
今年で築25年の我が家、住宅メーカーのメンテナンス部門から「25年目の点検を行ないます」という連絡がきたのは5月のことでした。幾つかの点検項目の中には床下のシロアリチェックも含まれておりまして、木造住宅ではないのでしょっちゅう点検する必要はなかったため、建築後初めてのチェックとなったわけです。
その結果、シロアリは発生していませんでしたが、思いがけない事実が発覚。なんと浴室が水漏れを起こしていたのです。このまま放置すると隣の部屋の床材にまで水が染みて腐る、そのせいで床が抜ける、シロアリ発生の原因になるという指摘も。それではどうすればよいのか、選択肢はたったひとつ、浴室をリフォームするしかない。昨年のエアコン、冷蔵庫に続いて風呂ですよ。しかもかかる経費は先の二つとは比べものにならない。けど、やらなきゃ住めなくなるならやるしかない。決心しましたがガックリもきましたね。もう、トホホですよ。
まあ、風呂の寿命は15年かそこらだという話ですし、いつかは向き合わなきゃならない現実なのかも（だから何でそんなに大袈裟かと）。つーことで、リフォームの担当者と打ち合わせを進めて、工事が始まったのが六月半ば。工期は10日ほどで、その間、風呂が使えないのは当然ながら、浴室に続く洗面所にも影響が。工事の邪魔になるため洗濯機が移動させられ、工事期間中は使用できなくなりました。つまり、入浴も洗濯もよそでやらなきゃいけないわけです。
こうして我々の苦難が始まりました（大袈裟表現は続く）。オラと長男はそれぞれの退社後に待ち合わせて、長男の車（通勤に使っており、予め荷物は載せておく）でスーパー銭湯へ、夫は自分の実家が会社の近くなので、これまた帰宅途中に寄らせてもらうなどして各自「入浴手段」を確保。洗濯は朝イチに近所のコインランドリーへ行くなど、普段よりも1時間くらい早起きする毎日でした。
ここでなぜ朝イチなのか解説しますと、このコインランドリーは24時間営業ではなく夜の12時で閉店（？）し、朝の5時に扉が開くシステムになっているため、開店と同時に入らないとお目当ての機械が使えないからなのです。どこのランドリーもそうだと思うけど、乾燥機はたくさんあっても洗濯機の台数は少ないんだよね。それはもちろん自宅で洗濯してから乾燥機のみ使いにくる客が多いから。一人暮らしのかたが多い都会のランドリーはまた事情が違うかもしれませんが、地方の住宅街の中にあるランドリーは大抵そうじゃないかな。
ともかく、このランドリーに3台ある洗濯機のうち、洗濯のみの機能のものは1台しかなくて金額が安く、あとの2台は乾燥機能もついていて尚且つ、洗濯のみで使っても金額が高い。10日間に及ぶランドリー利用、さらにスーパー銭湯へ毎日通えば費用もバカになりません。経費を抑えるためにも金額の安い機械を使う⇒他の利用客に先んじる、一番に押さえるためには早起き必須というわけです。
だったら朝早く、ではなく夜のうちに済ませたらどうだと思われるでしょうね。そもそも仕事帰り（17時過ぎ）に銭湯へ寄ってくるのは混雑を避けるのと、出直すのは面倒だからで、帰宅後に夕食を準備、夫が帰るのはもっと遅い時間となると、そこからランドリーへ行く気力がないんですよ。あと、酒。「飲んでから外出なんて面倒くせー」ってなっちゃう。なんだ、けっきょく酒飲みたいから朝にまわしたんだな。だったら早起きに文句言うなよ。
何かと経費はかかったけどお楽しみも。スーパー銭湯内に設けられた食堂で湯上りに飲むビール、美味かったっス。って、何エンジョイしてるんだよ。大変な10日間の唯一の癒しタイムということでよしなに。兎にも角にも6月末にリフォーム完成で日常が戻ってきましたが、普段と生活リズムが違ったせいか暫く疲れが取れませんでした。ビールの飲み過ぎのせいではないです、念のため。
