灰になるまで腐女子です?

二次元沼にハマった永遠の35歳主腐が同輩を求めて綴る戯言

必殺シリーズというドラマ

 コロコロのウラモン先生が昼行燈⇒中村主水(必殺シリーズの主要キャラ)っぽいという話から必殺ネタに波及したわけで、令和の世にも続く人気ドラマを知らない人はいないと思いますが、一応レクチャーします。

 必殺シリーズとは金で復讐(殺し)を請け負う裏稼業を描いた時代劇でして、水戸黄門のような勧善懲悪とは呼べないけど、奉行所が裁いてくれない悪党どもを成敗する、闇夜のさなかに彼らが葬られるのは溜飲が下がるという、観ている庶民にとってストレス発散効果があるドラマです。始まりは1972年放映の『必殺仕掛人』からで、池波正太郎先生の小説『仕掛人・藤枝梅安』をベースにした内容であり、年々設定やキャラが変動するため、小説を原作として作られたというよりも、それが原案とかモチーフと呼んだ方がしっくりくる感じかな。

 初代の藤枝梅安は鍼医師、中村主水の場合は南町奉行所の同心。他にも職人など表向きはそれぞれ職業を持つメンバーに対し、依頼人との仲介をする元締(たいてい女性)が裏の仕事を持ちかける。殺す相手が割り振られると、各自ほぼ単独行動でターゲットを仕留めて、何事もなかったかのように引き揚げる。にしても、殺し屋というダークヒーローといい、依頼人自身が非業の死を遂げるバッドエンドのパターンが多いことといい、掟破りの内容じゃないですか。よくもまあ、これを連ドラにしようと企画したもんだと思いましたよ。

mitaiyomitai.com

☝こちらの記事を参考にしているんですけど、最初のタイトルは『~仕掛人』で、その後『~仕置人』『~仕事人』など、微妙にタイトルを変え、メンバーを一部チェンジしたり全部入れ替えたりして引き継いできたんですよね。最近はノーチェックだったから、まさか今でも続いているとは思わなかったよ。かつては連続ドラマでしたが、今はスペシャル版で数年に一回のペースで制作されているとのこと。
 毎年新シリーズが制作され、何度も映画にもなったほどの人気コンテンツである必殺ですが、さすがに初期の頃は観ていない、というか、悪を懲らしめるとはいえ残虐シーンやエロ多で子供が観るようなドラマではなかったのでウチではノータッチ。それでも十年も経つと、当初の俳優陣は渋い方々ばかりだったのが、キャラの入れ替わりで若手の人気俳優がメンバー入りするようになり、殺しの技も派手になって、恨みや復讐といった重いテーマの割には軽さ・明るさが出てきた感じが。バッドエンドも減ってきたんじゃなかったかな。
 コアなファンは初期のダークなドラマを評価しているようですけど、人気俳優+作風の変化で評判が上がってきた感はある。オラが本格的に視聴するようになったのは1980年代になって三田村邦彦氏が「飾り職人の秀」、中条きよし氏が「三味線の勇次」として参加しているあたりからでした。一番流行っていた頃じゃないかな。メンバー内では若手の三田村「秀」が一番手で殺しをやってのけると、次に中条「勇次」が三味線の糸(もっとも、絹製ですぐ切れるために武器としての強度に不安)で華麗に吊り下げ、最後は藤田「主水」がラスボスを一刀で仕留めるってのが毎度のパターン。三田村さん、めっちゃカッコ良かったのよ。その後だめんずっぽくなっちゃったけど(笑)必殺やってた時は惚れてましたね。
 

熱心に視聴していた頃の必殺
 この時のシリーズの劇場版として制作されて観に行った映画は『必殺!THE HISSATSU』だったかな。片岡孝夫(現・仁左衛門)氏も登場してイケメンパラダイス。そうだ、ひかる一平氏も連ドラ・映画共に出演していたんだった。たしか金八先生の生徒役をやっていて、いきなりの時代劇登場だったわ。最近見かけないなぁ。今は主水ポジのキャラを東山紀之氏が受け継いだからか、ジャニーズの出演者も増えていますね。ダークでヘビーな内容だと観ていて辛いけど、明るくなり過ぎちゃうと、シリーズとしての持ち味がなくなるから匙加減が難しい。いずれにせよ、かつても今も、恨みを晴らしてスッキリしたい人が沢山いるのは確かですね。
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