コミックス20巻発売 ついにベイバ完結！

※今回の記事はベイブレードバースト・コミックス20巻の内容に触れています。コミックスをまだ購入していないのでネタバレしないで、という方はここまでにすることをお勧めします。が、ネタバレしてもいいよという方は以下へ進んでください。

　3/28にコミックス20巻が発行されました。ただし、手元に入ったのは4/2、遅。ネタバレも何も、既に皆さん読み終わっているんじゃないかと。だからさぁ、TUT〇YAにようやく行けたのが4/2だったんだよ。主腐にはそこに行くまでの余裕すらないんだって。なんて、オバの言い訳はどうでもいいですね、失礼しました。

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　さて、20巻ですね。ラシャドに二度負けたベルがリベンジを果たした上に、バルトに挑戦するというストーリー。似た筋書きとはいえアニメよりもずっとシンプルな内容ですが、その分テーマ性が際立っているなと思いました。ワガママ勝手に振舞うベルに対して、正義を振りかざすラシャドという対比、しかしラシャドや周囲がやいやい言うほど、ベルが悪者だとは思えない。ジイジにはワガママな態度をとっているけれど、相手は肉親でもあり、自分を許容してくれる人とわかっているわけだし、試合への乱入やら自分ルールの適用など、これまで多くのキャラがやってきたことですしね。

20巻表紙

　ベルとラシャドの対立から見えてくるもの、それは自我を通そうとする者に対して、世の中がより厳しくなっているのではないかという問いかけが含まれている、そんな気がします。多様性を認めましょうとか、それぞれの個性を大切にして生かせる世の中にしようといった呼びかけとは裏腹に、多数派からはみ出る者は輪を乱す存在として糾弾され、出る杭はさらに打たれる、足を引っ張られる。昨今は同調圧力といった言葉で語られることが多いのかな。ネットでみんなの意見を集めやすくなった代償に、圧力もかけやすくなったってところか。

「嫌われたってへっちゃらなのだ！　魔王にとって大事な絆は全員に好かれることじゃない」

　ベルのセリフに、森多先生の真意が込められてると思いました。そう、自分が関わる人全員に好かれるなんてなかなかないし、そこで無理をして好かれやすい人を演じる必要もない。人間関係の大変さは最近になって改めて痛感しましたし（この齢になるまで平穏だったこと自体奇跡的かも）その大変さに心を病む人も増加しているとか。自分を曲げることなく、圧力にも屈しないベルの生き様は今を生きる読者への応援メッセージと受け止めました。

　そして、シリーズの最後を飾るのはやはりこの人、主人公オブ主人公のバルトでしたね。原点回帰とでも申しますか、始まりの場所である米駒学園で、始まりのメンバーとの時間。で、あの人と特別な時間（笑）。彼氏とは二人きりのシーンだもんね～、お熱いこった。さらに、歴代主人公'sと、その仲間たちがワンシーンずつとはいえ順番に描かれて、締めくくりに相応しいストーリーでした。また、今回の質問コーナーでもベルの家庭環境について細かい設定が考えられていたことなど、興味深い内容になっていました。改めて森多先生、お疲れ様でした。素晴らしい作品をありがとうございました。

　しかしながら、ですよ。BCソルのシーンにシスコがいない！　ビクトリーズのシーンにグゥインはいてもデルタがいない！　結構主要キャラだったじゃん、最後ぐらいはせめてシスコだけでも出して欲しかったよぉ～。シスコのみならず、もうこれでベイバキャラたちの新たなシーンを拝見する機会はないと思うと寂しいけれど、先生が最後に「ベイブレードはけっしてなくならない」と描いていらしたことから、次世代はあると信じています。

　そうそう、大感謝祭に榎木氏参加の追加情報が出ていましたね。シュウバルが揃うじゃん、やったー！

4月17日開催の配信イベント「完結記念 #ベイブレードバースト 大感謝祭！！」
追加ゲストに #榎木淳弥 さんが決定！＆メインビジュアル更新！イベントを最大限楽しんでもらえるよう、ライブストリーミングサービス「Z-aN」での視聴がおススメ！→https://t.co/e0F4XFJ4AJ#ベイバ大感謝祭 #beyblade pic.twitter.com/rnKGVB37fH

— ベイブレード公式アカウント (@beyblade_info) 2022年4月1日

　4/17は絶対にリアタイするぞ。それから、オラが利用しているこの「はてなブログ」さんの企画でなんと☟

マジかよ

　いやこれ、たまげたわ。ブログの入力画面を開くと、ツールバーのところに現在募集中のお題が表示されるんですよ。それを見て、お題に参加する（提示された題目でブログの記事を書く）ならクリックして記事を作る、ってなふうに進めるんだけど、ベイブレードの文字を目にした時はブッ飛びました。もちろん参加しますよ、つか、これだけベイブレードを題材にしているブロガーが参加しなくてどうする。近日中にUPしますのでヨロシク。

ベイブレード バースト（20）【電子書籍】[ 森多ヒロ ]