今、ベイ界隈を賑わせているニュースがコレ☟
タカラトミーから発売された人気玩具ベイブレードをフィーチャーしたハリウッド映画が製作へ。「アルマゲドン」「パイレーツ・オブ・カビリアン」「トップガン マーヴェリック」など大ヒット作を連発してきたジェリー・ブラッカイマーがプロデュースする。パラマウントが配給を担当。 pic.twitter.com/gcsCr84rWW
— 映画情報 オスカーノユクエ (@oscarnoyukue) 2022年2月24日
ところがこの企画、今に始まったわけではなく、2015年にも同様の話が持ち上がったとのこと。界隈の皆様が下記の記事を貼ってくださいました。サムネがタカオちゃんじゃん。
ngmr先生や足立先生は「前にもそんな話があったね。まあ、ベイ界が盛り上がるからいいね」みたいな薄めの反応だし、ベイ公式からは何のコメントもないので、本当にやるのかどうかは定かではないようで。
そもそも「ベイブレードをフィーチャーした、題材にした」とあるが、爆ベイ・メタベイ・ベイバのいずれかを実写にするとは記されていませんしね。ドラグーンでもヴァルキリーでもない、新規のベイを手にした映画オリジナル主人公がベイに宿るアバターと協力して悪の組織と戦う、爆ベイ2002かメタベイに近い内容になるのではというのが大方の予想。つか、そういう方向しかやりようがない気がする。
どちらにしろ、日本の漫画・アニメをハリウッドで実写化した映画の出来なんてロクでもないと思ってるんだけど、それもこれもDBの実写化がお粗末だったから。あれは酷かったよな。「これが悟空？ これがDBだと？ ふざけんな、全世界のDBファンに謝れ」というのが噓偽りのない感想。最近では☆矢の実写化の話にもイラついたけど、かつてベイにもそんな話が出て、そいつが再燃したとは。
「何でもかんでも実写化すんじゃねーよ、日本のコンテンツなめんなよ」
日本で行なわれた実写化映画、観た作品は『るろうに剣心』と『斉Ψ』ぐらいだけど、この国の文化はこういうものだという部分は当然わかって作られているし、故に元の作品の世界観を大きく損なうこともないから、それが満足いく出来かどうかは別として、まだ許せる。ところがあちらに持っていくと、かの国の文化に合わせて、様々な部分で「そうじゃないだろ」的な改変をしてくれちゃって、それがまた、自分にとっては「改悪」になっているからイヤなんだわ。アニメ実写化ではありませんが、夫がゴジラ好きで、それにつき合わされて日本のもアメリカの作品も、これまでに何作も観たけど、この前の『ゴジラ対キングコング』が最悪だった。もう二度とあちらのゴジラは観ない。
オラがあちらの作品の苦手な点、幾つかあるけど、そのひとつとして挙げるのは主人公男子の幼さの度合いに対して、その恋人となる女子が大人っぽい、セクシー系で釣り合わないこと。『スパイダーマン』とか、古くは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』などを観て、このキャスティングは勘弁だなぁ～って思ったのだ。
だいたい、あちらの人ってセクシー美女が好きじゃん。まあ、同世代の日本人女性に比べて大人びているのはたしかですが。勿論、セクシー美女がハマる作品は、それはそれでよし。『バイオハザード』や『ターミネーター』などに出てくる、強くてセクシーなおねーさんには憧れる。けれど、彼女たちのお相手が幼稚な男子だったら興醒めだよ。おねーさんを慕う年下相手のパターンもなくはないがキャラを選ぶし、どちらかと言えば、強くて大人のカッコイイ男性がキマるって思うんだよね。
玩具であるベイを扱う内容、それを映画にするならば、主人公が大人の男ってのは有り得ないし、女子だったらオバは怒るぞ。ここはやはり少年を主人公に、は当然のことだが、日本におけるベイのストーリーは「主人公と同世代のライバルたちの切磋琢磨と、彼らを含めた仲間たちとの友情」が主題じゃないっスか。仲間たちには女子も含まれるが、NLにはそうそう結びつかない。数少ないNLの公式CPとしては爆ベイのレイとマオ、また、ダイバでは公式じゃないけど（笑）ラシャドとイリヤというように、自分の持つ感覚としては釣り合いがとれている。
しかし、あちらでは同性間の友情よりもNLを絡めてくるのは必至。対象年齢層への配慮とか、登場人物が小学生かどうかなんて関係ない。もしも主人公がタカオをリスペクトした感じの少年で（銀河やバルトに比べると主人公のモチーフとして一番選ばれそうな気がする）そのお相手が年上のボン・キュ・ボンのセクシー美女だったらどうよ？ 絶対イヤなやつじゃん。美女の胸の谷間に顔を埋めるタカオ、みたいなサービスショットなんて勘弁してくれ。ってなわけで、ここでは一例としてNLの件を取り沙汰しましたが「やってもらいたくないこと」はまだまだある。まあ、主人公のモチーフがラシャドみたいな感じなら、日本の小学生・中学生っぽくはないタイプなら、あちらのノリにも耐えられるんだが。
☆矢のキャスティングを見ると、沙織お嬢役の女優さんはそこまでセクシー系ではないのでまだマシだが、それでもできれば日本の女優、アイドル上がりなどではなく実力派の、上品でキリッとしたタイプに演じてもらいたいなと。アニメCVでの「誰それに演じて欲しい」要望は最近、鬼滅でめちゃめちゃ取り沙汰されましたが、実写化も然り。日本のファンが観たい映像にして欲しいのはやまやま、なんだけど「あれはアメリカで作られた、日本の原作によく似たお話」で割り切るしかないんだろうね。そもそもイヤなら観なきゃいいんだけどさ。
