かのソクラテスの言葉の一部ですが、まさに痛感した昨今。一昨年クリスタを購入し、その後は「CLIP STUDIO PAINT 使い方講座」のみを参考にしてデジタルイラストを描いてきたわけですが、そこに記された説明だけではわからないことも多く、ネットで検索しても今ひとつの解説ばかり。美術系の大学や専門に通ったわけでもなし、教えてもらえるツテもない。ひたすら「ほぼ独学」で突き進んできたんですよ。
ところが最近になって『ハシケンちゃんねる』なる、クリスタの使い方を解説する動画の存在を知りました。アンテナ低いからね~、今頃知ったのかよって思われても仕方ないんですけど、その動画でハシケン氏の解説を視聴したならば「おお~っ、そういうことだったのか!」と感心するばかり、まさに「目から鱗」ならぬ「目からマンホール」ぐらいの勢い(そんなん目に入らねーよ)。二年間の疑問が次々に氷解していく。こんなにも便利な機能があったのか、もっと早くに知っていれば多少はマシな絵が描けた、今までの苦労は何だったのか、費やした時間が惜しい、などなど。まさに「無知は罪なり」……と言っても、自分が損をしただけ、なんですけどね。罪とまでは言われたくない。
知らないと損をする、といった場面はたくさんあって、特に公に関することなど「知らないあなたが悪いのよ」と言わんばかり。税金しかり、補助金しかり。何々の申し込みはいついつまでといった情報も、アンテナを高くしてこまめに情報収集しないと「あーっ、もう過ぎちゃってる」「昨日までだったのかよ」みたいな目に遭うわけで、いわゆる「はしっこい」性格でないと難しいんですね。この「はしっこい」って、どこかの方言かと思って調べてみたら一般的な言葉らしい。「すばしこい」の仲間? オラはせっかちなくせに「はしっこく」はないため、ちょいちょい乗り遅れるタイプでして、いろんな場面で損をしております。
さて、前回の雑記でエアコン騒動を取り上げましたが、その第二弾(笑)。
今回は冷蔵庫騒動。エアコン騒動が収まってどれほども経たないうちに、ついにというか、やはりというか、冷蔵庫が危機的状況に陥りました。家電って、続けて壊れるっていう都市伝説があるけど、そのとおりね。
エアコンよりさらに緊急性が高いので、早速いつもの家電量販店を訪れたのですが、長男が気に入って、買うならこの機種でないと、というものに限って「入荷2ヶ月待ち」。緊急性とお気に入りの板挟み。普段は行かない他の店もまわり、何とか早く手に入らないかと奔走しました。
結局は「まあ、こっちでもいいか」で妥協し、買い替えを終えたのですが、エアコンの時に「早めに手を打つべし」とか言いつつも、気づくのが遅かったというお粗末な結果でした。しかしながら、毎度毎度自宅の家電の状況を見極めて過ごしている人って、そうはいないでしょう。
「テレビは来年で10年目だから、次の決算あたりで買い替えを検討ね。そうそう、洗濯機が11年目に突入していたのにチェック漏れだった、今週末から量販店に偵察に行って、五軒ほどまわっておけばどうかしら?」
な~んて、計画的にやってる御宅ってあるのかな? そんなんマニアの領域だわ。大抵は不具合が出てきて「そういや12年経っていたわ」ってパターンじゃないのかと。
冷蔵庫もくたびれているけど、人間もくたびれてきているんだよね。自分をメンテナンスするのに精一杯で気が回らない。さんざん酒飲んでカラオケやって、さらにしょーもないことを夜明けまでダベッてから晴海のイベントに参加しても何ともなかった、めちゃめちゃ元気で会場を飛び回っていた身体に買い替えたいっス(笑)。