シュウバルやデルドラはベイバを履修する前から「このCPには絶対ハマるな」という感じはありました。どちらもライバル×主人公なので、バルトを庇護するシュウ、ドラムに癒されて変わっていくデルタと、それぞれのキャラによる違いはあれ、オラの好みのパターンを追随しているのは確か。しかしながら、ライ×主以外にもハマるCPが存在したとは……
それがこのシスクミ。彼らの関係は圧倒的なバディ感に尽きる。バルトが入団したのと前後して、BCソル入りしたシスコとクミチョーは入団テストに於けるライバル同士かつ同期で、その後も「神」でのバルトの仲間ポジとして並べられることが多く、主人公を支える頼り甲斐のある二人でもあります。彼らが醸し出す雰囲気を端的に表しているのがコミックス13巻の186P、新入団のドラムに対して脅しをかけるシスコと、それを諫めるクミチョー。このまま刑事物や探偵物の世界にキャスティングできそうなイケイケ感。いいっスねー。
そもそもは「神」での団体戦決勝で、次に戦うはずのヒクソンに「自分が戦いたい、代わって欲しい」と、いつもは高飛車&オレ様なシスコが真摯な態度で頭を下げた時に「オレからも頼む」とクミチョーが一緒に頼み込んだシーンから。入団当初はイケ好かないヤツと批判していたクミチョーがシスコのために……もう、一気に転がりましたね。この二人、ええわ~、好きやわ~、最高~。
その後も、試合の観戦時はいつも隣同士で座っているし、最新の超王ではタッグを組んで息の合ったところを見せてくれました。めっちゃ仲ええやん。シスコはフリーをライバル視しているところから、CPとしてはシスフリ(シスコ×フリー)の方がメジャーなんだけど、オラは断然シスクミ。「神」の時点でクミチョーは小五か六、どんなに上でも中一で、シスコも同世代だろうけど、バルトたちに比べるとずっと大人っぽくて、粋で都会的、オシャレな感じが『あぶデカ(※あぶない刑事)』を彷彿させるんだよね~。って、どれだけの方が『あぶデカ』を御存知なのかわかりませんが。※舘ひろし(タカ)と柴田恭兵(ユージ)のバディが活躍するオシャンティーな刑事ドラマ。
その他に「神」でのCPはフリー×オーナーのクリス(フリクリ・レアな男女CP)ギルデン×ノーマンなど。無印からのメンツに対して、新規の海外メンバーはさほど多いわけではないのでCPも増えず。特筆すべきはフリーのバルト「今カレ」感(笑)。つまり、シュウは無印時代の彼氏だから元カレで「神」からはフリーが今カレという扱いですね。確かに、マイペースなフリーにしては、バルトへの接し方が他の人とは違うので、バルトを特別な存在に思っているのではと邪推できる。バルトの方もシュウが行方不明になった当初は心配していたけど、そのうちに闇落ちした人のことなど、まるで忘れたかのように楽しく過ごしていましたからね。「あのビッチめ」と怒るシュウのネタ多し(笑)。自分で播いた種だもん、仕方ないとは思うが、ちょっと可哀想な気もする。いきなりカイタカと比べるのも何ですが、バルトはシュウのことで悩み過ぎる場面がないので、観ていてめっちゃ楽です。何度もしつこく繰り返すけど、Gレボ・スペインあたりまでの、トラウマになるしんどさがない◎。
おっと、シスクミの記事なのにシュウバル&フリバルになってるぞ。タカオの後輩はバルトだと思っていたんですが(蒼井バルトは青・紅シュウは赤で、タカオとカイをリスペクトした設定ではと推察)どちらかといえばクミチョーとタカオの性格が似てると思ってます。男気があって正義感が強く、仲間たちへの気配りも忘れない、本当にいいヤツ。夫や彼氏にするならクミチョーが一番だと再三書いている。でも受? シスコがカイっぽいかと言えばそうでもないんだけど、誤解されやすいシスコのことをよく理解している、丸ごと受け止めてくれるところに、母性に近い有り様を感じるからかも。そんなあたりをまたSSで描きたいなと思っています。この二人の話もまたやると思うので①ということで。っつーか、半分シュウバルだったな、ゴメンよシスコ……