ベイブレードバースト超王に関する報告書
〈概要〉
㊟「第1期」~「第4期に関する報告書」を未読の場合はそちらを先に一読されることを推奨する。
アニメ第5期は主人公を虹龍ドラムから朝日ヒカル・ヒュウガの兄弟へと交代、タイトルに「超王(スパーキング)」を付加。2020年4月より1年間のクールでコロコロチャンネルにて配信中。通称スパキン(以下、スパキンと表記)。コミックスとしては16巻の後半からで、原作は現在もコロコロコミックで連載中である。なお、理解を進めやすくするために今回も随所で爆ベイとの比較、無印と「神」超ゼツ、ガチも引用するので御承知おき願いたい。
〈ストーリー〉
◆原作◆朝日ヒカル・ヒュウガは海辺でイタリアンレストランを営む両親と暮らしている。彼らが今夢中になっているのは勿論ベイ。街のベイクラブを「道場破り」していた二人を待ち構えていたのは黄山兄弟で、ヒカルたちの実力を認めてwbba主催のワールドブレーダーランキングのイベントに招待、これはその場でバトルをして自分のランクを上げるというもの。A,B,Cランクのさらに上にはレジェンドブレーダーたちがいて、彼らを倒すべく二人の挑戦が始まった。
ちなみにwbba公認となるレジェンドブレーダー名とランキングは以下のとおり。
15位 黄山乱太郎 14位 黒神ダイナ 13位 小紫ワキヤ(新wbba会長)
12位 ザック 11位 シスコ・カーライル 10位 灼炎寺カイザ
9位 茜デルタ 8位 グウィン・ロニー 7位 ファイ
6位 虹龍ドラム 5位 白鷺城ルイ 4位 フリー・デラホーヤ
3位 赤刃アイガ 2位 紅シュウ 1位 蒼井バルト
◆アニメ◆ヒカルとヒュウガはボンバーズというベイクラブに所属、コーチをwbbaから委任されたクミチョーが引き受けるといった設定になっている。また、ワールドブレーダーランキングのイベントは手あたり次第にバトルをするかのような描写だったが、アニメではレジェンドフェスティバルとして、レジェンドブレーダーに新世代組(ヒカルたち新キャラ三人)が挑戦するという展開で、現在はバルト、ヒュウガ、レーン、アイガによる決勝というところまで進んでいる。
◆登場人物◆スパキンから新たに加わった人物を中心に紹介。ここで紹介していないキャラやアニメオリキャラについてはベイブレード公式ファンクラブを参照されたい。
◇朝日ヒカル◇小学六年。真面目で思慮深く、師匠のクミチョー思いでもある。
◇朝日ヒュウガ◇ヒカルの弟で小学五年。直感で突き進む、バルトに似たタイプ。
◇レーン・ヴァルハラ◇ニューヨークブルズに所属するシュウの弟子。不遜な態度であらゆるブレーダーを挑発する。ハリネズミのハリーを連れている。
〈考察〉
①設定と背景
物語の中心は「世代交代」劇である。舞台は米駒学園を離れ、既に学園物でもなく、ヒカルとヒュウガ、レーンがかつて主役だった世代に挑戦することに重きを置いている。ヒカルたちの師匠はクミチョーで、レーンはシュウがコーチをしているのも時の流れを感じさせる。
②ファンタジーとリアル
各地のレジェンドを訪問し、ルイの練習場である奇岩城を訪れるなどの冒険物的な要素もあるが、超ゼツほど大掛かりではなく、レーンの存在もファイほどの謎人物ではないので、ファンタジー感はあまりない。
③主人公の周囲の人々
ボンバーズのチームメイト三人とクミチョーがヒカルたちを盛り立ててくれる存在ではあるが、ガチの時のようなファミリー感はない。
④ベイ大会の構図
現在はレジェンドフェスティバルが進行形のため、この先の展開は不明。これまでに組んだことのないキャラ同士がタッグを組むなどの様子が話題を呼んでいる。
⑤ライバルたちとの関係性
レジェンド全員がライバルと言ってもいいが、これまでのライバル対主人公の構図になっているのはレーンとヒュウガである。兄のヒカルよりもヒュウガとレーンが対峙するという場面が多い。
〈所見〉
レジェンドランキングに名を連ねている者はその大半がバルトの同期である。つまりこのシリーズは主役が交代しても、院政のごとく影響を及ぼす存在のバルトが本当の主役だとわかる。アニメのレジェンドとしては超ゼツからアイガ、ガチからはドラムのみで、ファイやデルタは登場していない。このことからも、無印と「神」で基礎がすべて整い、それ以降に派生したと考えられる。アニメの配信並びに原作はこの先も続くため、スパキンについてはまた改めてレポートしたい。
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あ~、やっと全部のレポートが終わりました。次からはどんどん【腐】ネタをUPしていくぞ! もう、そっちを書きたくてうずうずしていたのだ。まあ、布教するからにはどんな作品かをちゃんと押さえておかないと、理解しないまま【腐】だのなんだの言われたってわかんないもんね。それでは、次回からの偏った布教をお楽しみに(笑)。