腐女子が年齢を重ねると貴腐人になると聞き及び、しかしながら「高貴」や「貴族」の「貴」の文字を自分に用いるのはおこがましいということでつけたPNが稀腐人。稀な腐り方をしてるわけだし丁度ええやん、などと思っていたら、相互フォロワーさんから頂戴した呼び名が「マレフィセント」。そう読むのかと思ってらしたそうで、キャ~、なんか語感がオシャンティーじゃん♥ こっちの方が断然いいわと悦に入ったワシ。勿論、どちらで読んでいただいても構いませんけどね。
さて先日来、18禁のネタをこねくり回していますが、どうにも「もやもや」してしまい……
ワシらの世代の方は御存知でしょうが、三十代以下の方はピンとこないかもしれない、ロマンポルノやピンク映画といった、十八歳未満お断りの成人映画が八十年代頃まで、各地の映画館で上映されていました。視聴の対象は成人男性で、未亡人がどうの、団地妻がこうのといったストーリーを繰り広げていたわけです。それがアダルトビデオの普及で下火になってしまい、お目にかからなくなりました。どこもシネコンになってしまったけれど、今でも上映している映画館ってあるのでしょうかね?
それはさておき、そのポルノ映画が2010年だったか、その頃に復活するだ何だで盛り上がったんですけど、当時のコンセプトが「女性が観たくなる映画」でニュースになったのを憶えているんですよ。昔々のポルノは男の視点からだったけど(そりゃそうだわ、男尊女卑がまだまだ色濃くて、女がポルノなんて観るもんじゃないって風潮だもの)もっと女性の視点から撮って、女性が観たいと思えるような内容にするべき云々。
で、その結果がどういう映画になったのかは存じませんが、行為に至るまでの過程やムードを重視する、行為そのものも「やりゃあいい」ってもんじゃなく、ソフトなエロチズムを感じさせるもので……などといった解説がなされていたようです。
そういった例もあるように、女性は男性に比べて、過程やムードを大切にするというのは以前から言われていました。先の記事で「ビニ本」のネタを書きましたが☟
男性は女性器の写真だけで「シ〇る」ことができるからこんな本が売れたわけですけど、これがもしも男性器のアップしか載っていない本だとして、世の女性たちは喜んで買うのかな? 絡みが載っている(ただし性器は写っていない)本と、どっちを選びます? ワシなら絡み本を見たいと思うんだが(♂×♂なら尚のこと)立派な逸物を拝めた方がいい? 女性も開放が進んで、これまで言われていたような、過程がどうのムードがこうのよりも、男性と同じ感覚で捉えるようになった人が増えたとすれば、¹*現物の写真を選ぶ人も出てくるやもしれませんね。それがいい悪いと言っているわけではありませんので、念のため。
昨今の18禁は性器を「はっきりくっきり」描いた方が勝ち、みたいな風潮があるのでは、というのがサーフィンした結果から抱いた印象なんですが、これって描く方がエスカレートしているのか、読者からの要望なのか。「推しの持ち物を見たいから描く」「推しの持ち物が拝める作品を支持」ということで、ウィンウィンで突き進んでいるのでしょうか。いや、決して見たくないわけではないのですが、それがずっと続くと、例えば彼らが丸出しのままゴロッとしていると、腕や脚と同じように「露出した身体の一部」になって、エロ味が感じられなくなる……断面図然り。
ババーンと見せられるよりも、服に隠れたその部分で、或いは液体の描写(笑)の裏でこうなっていて……を匂わせる方がエロを感じます。この感覚は古腐女子に多く見受けられるものかと思われ、若い世代の方たちで¹*の下線部のように、現物にエロ味を求めるならば「はっきりくっきり」描いた場面が続く方がいいのかもしれません。それも有りなんだなと理解しつつも「もやもや」する古腐。まあ、どちらにしてもワシには描けんだろーな、なんて言いながらちゃっかりと描いたりしてね。
そういやコミックスで丸出ししている人、いましたね。ここで一句「十八禁 活躍するのは 小学生」お粗末でした。
まあ、何て便利なくりっぷさん。こんなパロまで創れるなんて、同人活動をやっていた頃にあったら大活躍だっただろうな。スラダンメンバーにとっては大迷惑だけど。