いい加減出尽くしたと思われた同人時代のエピソード、サークルよもやま話ですが、会報紙上にしぶとく残っていました。そもそもこの会報、スラダン時代には五回ほど、DB時代にも何回か出しております。そういやDB時代のやつはノーチェックだわ。そっちにもしょうもないネタが残っているかもしれん。あとで掘り返してみよう。
今回お届けするのは地元のイベントでのワシとJKSの会話、並びに晴海でのイベントを任せた時の絵師Sと博多っ子Fの会話です。適当に脚色してあるのと、当時の状況に基づいた会話のため、現在の認識とズレたところもありますが御了承ください。
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1994/11/27の晴海のイベントに出たワシ、JKSは不参加だったため、その後の地元のイベントで売り子参加の彼女にスペースでレポート。
JKS(J)「師匠、晴海の様子はどうでしたか?」
稀(W)「うん。もう、流×花の天下だったよ。仙×流なんて全然なかったし」
J「すごいっスね~。いつの間にそんなことになったんでしょうね」
W「大手が増えたのと、やっとこれが本筋だって判ったんじゃねーの。今頃遅いって」
J「いい本ありました?」
W「ぜーんぜん。ほら、ワシは例によってまわらなかったし、見る気にもならんかった」
J「じゃあ、絵師Sさんは……」
W「山盛り買ってたよ。博多っ子Fも」
J「そーすか、さすがですね。また六十冊ぐらい買ったんでしょうかね」
W「あの人たちは気合が入っているから(笑)。あ、Jさんのお土産買ってきたよ。例の流川変態本*¹」
J「どうもありがとうございます。嬉しいなぁ~♡ それにしてもスラダンがこんなにブームになるなんて、未だに信じられませんよね」
W「『幽白』抜いたしね。あれは原作が終わっちゃったせいもあるけど」
J「次は何のブームがくるんでしょうかね」
W「よく見かけるのは『るろ剣』でしょ、結構本が出てたよ。既に剣心は受か攻かで議論されているし」
J「私はどっちでもいいけど……でも剣心が男に××って、あんまり考えられないな」
W「剣心ってなんか蔵馬みたいな感じだよね。そんな扱いされていない?」
J「そうですね。以前は蔵馬×飛影ばっかりだったけど、最近は受もあるし」
W「ジャンプじゃ次のブームはやっぱ、るろ剣だろうけど、幽白やスラダンに比べると、ちょっと弱い気がするな。転んで、何かをやろうって気にはならない。まあ、人気はあるんでしょうね、カセットブックなんか出てるし」
J「登場人物が少ないから盛り上がらないんでしょうかね。剣心と左之助と子供と……あの、蒼紫って人がまた出てくれば、ですけど、どっか行っちゃったし」
W「スラダンは?」
J「登場人物多すぎ(笑)。全国編はさすがに美形度を抑えてますね、やおい封じでしょうかね? 大阪の厚くん*²はまあまあですけど」
W「あれ、Fの趣味なんだって。彼女は目の細いのが好みなのよ、一志とか一志とか一志とか。まあ、他のジャンルって言っても、ワシはジャンプしか知らないから何とも言えないけど、突出したものはなさそうだね」
J「ミラージュとか、今でも頑張っていますけどね。他に流行り始めているものといえば……(J、ジャンプ以外のジャンルについて説明するが中略)でもまあ、スラダンみたいに大ブームにはなりそうにもないですね。そーいや、王ロバ*³本がありましたよ」
W「えっ、王ロバでどうやってパロるの?」
J「特定の人物いませんね」
W「王ロバ好きだけどさー、本は出せないやね。やっぱ『ラッキーマン』かしら」
J「ラッキーマン本っスか?」
W「ラッキーマン総受本(悪ノリするW)。王道は努力マン×ラッキーマンで、スーパースターマン×ラッキーマンは仙×花って感じだし(どこがや)あと勝利マンに友情マン、攻がたくさんいるじゃない(笑)」
J「天才マンってのも出てきてますよね」
W「そうだ、あの人美形じゃん。すごーい、ラッキーマンって男の宝庫だわ♡」
けっきょくまたラッキーマンネタに落着するワシ、しかしラッキーマン総受本が実存したら読んでみたいです。暇があればコピー本でも創ってみたいけど、ワシ以外に誰が読んでみたいと思うのだろうか?(笑)
㊟*¹ 花道が好きすぎるあまり、想像を絶する変態行為に走る流川という、サークルスタッフ全員一致で推した流花本。
㊟*² スラダン全国編から登場した他校のキャラ。
㊟*³ 『王様はロバ』の略。当時のジャンプで連載されていたギャグマンガで、これまたサークルスタッフ全員の支持を集めていた。特に「集団水戸黄門」ネタは秀逸。
ラッキーマンに興味を持たれたら☟
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以上、ワシとJKSの師弟会話ネタでした。後半では絵師Sと博多っ子Fの腐った会話をお送りします。