こんにちは、稀腐人です。しつこく主張して申し訳ありませんが、ワシの本分は字書きでして(もういいよ)二次創作・オリジナル共に小説という形で表現することをライフワークにしております。
二次創作、例えばスラダンの場合、原作やアニメの内容に沿った形で「高校生」「バスケット部」「練習」「試合」といったキーワードを元に何らかのストーリーを創作するわけですが、そこからの連想で「各家庭での様子」「部活以外の学校生活」「部活のない休日の出来事」等へと話が広がる。これは大抵の同人誌で行われていることだと思います。
さらにそこから発想を飛ばすと「大学に進学、バスケをやめるパターンも有」「アメリカでプロになる」「大学あるいはプロで他校のライバルがチームメイトになった」という未来物や「中学時代、さらには小学生以下の時代にじつは関わりがあった」過去物、もしくは「別世界でのパラレル」といった展開。
小説はマンガよりも多くの情報を盛り込めるため、大風呂敷を広げて「そこまでやるのか」と驚かれる話にしたり、未来やパラレルの話を好んで創ったりする傾向が無きにしも非ずで、実際自分がそういうタイプ。これは初代(笑)DBや現在の爆ベイ、バトビなども同様で、アニメでのちょっとしたエピソードを勝手な妄想の下にこれでもかと膨らめたり、なんじゃそりゃのパラレルを繰り広げたりしているわけです。
さてサブブログ1におきましては、かつておこがましくもプロを目指していた時のオリジナルBL小説を公開しておりますが、プロになるからには自分好みのCPばかりではなく、あらゆるパターンのCP並びにシチュエーションで創作出来るようでなくてはならない(お蔭様で某編集部からは引き出しの多さを賞賛されたが、それなら入選させてくれよとも思った)と、様々なパターンを考えました。今は診断メーカーなるソーシャルサービスがあって、自分では考えつかないお題を提供してくれるのはいいですね。発想並びに文章力を試すいい機会になります。あの当時は自分なりにひねり出すしかなかったからね。
その努力の証は是非サブブログ1で、と宣伝するのが目的ではありません。あらゆるパターンを、と思いつつも好みのシチュエーションというものがあり、オリジナルだけでなく二次創作においても、ついついその展開に持っていってしまうパターンが幾つかあります。
前フリめちゃ長くなりましたが、今回はそのあたりを解析してまいります。題して「魅惑のシチュエーション」。皆様はどのようなシチュエーションがお好みですか?
①夜のドライブ
何作かに一回は登場するシチュエーション。キーボードを打ちながら脳内に流れるのは稲垣潤一氏の『エスケイプ』。はてなブログのお題でも語っております。聴いたことのない方は騙されたと思って是非聴いてみてください。ロマンチックに酔えます。同じく稲垣氏の『ドラマチックレイン』杉山清貴氏の『ガラスのパームツリー』など、脳内有線かけまくりです。夜の高速道路から海に向かう場面なら最高なんですが、海でなくとも、とにかく夜、車に乗っていればオッケー。昼間にドライブの作品もありますけど(最近では二次創作『カイタカ結婚物語』)夜に限定して、このシチュエーションを使用しているのは以下の作品。
※すべてオリジナルBLです。
ジェミニなボクら ☜現在公開中。主人公がお相手の運転する車内で上記のような80'sの曲を耳にしてムードに酔います。
Holy Nightをご一緒に ☜未公開作品。タイトルからもおわかりのように、ホワイトクリスマスの日、主人公がお相手と車でロマンチックな夜を過ごします。
ロング・ヴァージョン ☜未公開作品。主人公がお相手と共に夜の海へ向かう。この作品はとにかくロマンチック要素の塊、殆ど入っているからね(笑)。
②横浜/山下公園/港が見える丘公園
3/29付の記事で記しましたように、一時期神奈川県民だったので横浜には詳しいのです。氷川丸やらベイブリッジやら、その光景を描いただけでオシャンティー。イメージしやすく使いやすいので(笑)この場所は二次創作でもオリジナルでも登場しまくり。イメージソングはオフコースからの稲垣氏になりがちな古腐女子(さすがに『よこはまたそがれ』ではないぞ)。このシチュエーションを使用しているのは以下の作品。
※まずは二次創作から。
レイニーロンリネス ☜【スラダン】薄本に載せた流花シリアス小説。雨の山下公園にて、ようやくお互いの想いを確認し合った流川と花道がずぶ濡れで抱き合う「どうしちゃったの」なストーリー。こっ恥ずかしくて読み返せない。このタイトルも稲垣氏の曲から。どんだけ影響受けてんだ。
続・蒼い夜 ☜【爆ベイ】カイタカ+ゼオタカのシリアス小説。カイとタカオの絆の強さに、タカオをあきらめようとするゼオが彼を呼び出したのが山下公園。こんな最近の作品でもホイホイ使ってしまうお気に入りシチュエーション。
※オリジナルBLは次のとおり。
背徳のカプリッチオ ☜公開済作品。主人公は神奈川県警捜査一課の刑事で横浜在住、容疑者も横浜市内に住んでいるという設定ですが、山下公園のような具体的な場所は出さなかったな。あと、川崎市と厚木市が出てくる。
純情一直線 ☜未公開作品。横浜育ちの主人公が山梨出身のお相手をデートに誘い、山下公園から中華街までを案内するという展開。
バンカラらぷそでぃ ☜未公開作品。主人公とお相手が山下公園周辺を散策。
プロフェッサーHと学ぶBLの法則 ☜未公開作品。川崎市にある大学が舞台ですが、コンパで横浜に繰り出します。
Holy Nightをご一緒に~Mushroom Boyに囚われて~Cancan Spitzと呼ばないで ☜未公開作品。じつはこの三作は「一作目の主人公の友人が二作目の主人公」といったように、連作という形をとっておりまして、その舞台になるのが横浜にあるコンピュータソフト開発の会社なんですよ。従って三作とも横浜のいろんな場所が登場します。二作目は鎌倉も重要な土地になります。
オリジナルミステリ等にも神奈川県、特に横浜市を舞台にした作品が多く、自分に土地勘がある、お街でオシャレ、絵になるなど、舞台映え?するところが使いやすいので乱用してしまう。つーか、他の土地を知らないというのもあるけどね。
すっかり長くなってしまったので、続きは②で。