絵師Sのイラストを公開して以来、スラダンジャンルのツイートを目にする機会が増えました。名言集など、ノーマルなものも多いのですが、それ以上に未だあっちが盛んな様子……(笑)花道の相手は流川や洋平で固定気味ですけど、ミッチーはバリエーションが豊かに。可愛い妹(花道)に対してSexy系の姉(三井)なんで、まあ男関係も派手になるかと。仙道も凄いわ、さすがスラダン界イチのモテ男。こりゃあ越野の心痛は尋常じゃないだろうな。仙道を巡っては昔から(昔って……あ、でも四半世紀近く経つし、昔と言われても仕方あるまい)お盛んでしたからね。
ウチのサークルでは、越野と付き合いながら花道にちょっかいをかける仙道(で、流川とバチバチになる)といった描き方で、それ以外はやらなかったんですけど、ヨソ様は盛り沢山だった。
①湘北との練習試合で相手チームをたらし込んだ。(花道等、一部メンバーを除く)
②陵南メンバー全員と関係を持っていた、但し魚住だけはなびかず、しつこく迫っていた。
③翔陽では藤真かと思ったら花形を狙っていた。
④海南では牧とも危うい関係だった、その牧に対して「信長カワイイ、よこせ」と言っていた。
いやもう、やりたい放題のイメージしかない……
で、今回目に止まったのが「仙道に想いを寄せるミッチー(三井だから『三』ね)」の小説を書いた方のツイート。
「仙←三の仙三だが、これまで三は愛されているという描き方が多かったので苦労した」
やっぱそう表記するよね? 仙三というCPの是非はさておき、仙道がミッチーを想うよりも、ミッチーがより仙道を好きって意味だよね? 二人の気持ちには温度差があるってことでしょ? だけど、CPとしては仙道が攻(タチ)だから表記は仙三。別の人はミッチーに寄せる木暮の想いを暮→三で表していたし、そうだよ、この際、気持ちの表記は矢印使う、で統一しようよ!
考察Ⅱで理屈っぽくグダグダ書いたけど、あくまでも気持ちのベクトルは←或いは→であり、A×Bのポジションで表すのはタチとネコの関係性に限ると規定して欲しい。何ならピクシブ百科事典に載せてくれ。……で、ピクシブ百科事典を検索したら、とっくの昔に、CP表記に関する注意喚起が載っていました(笑)。やはり皆さん、思うところは同じですね。よかった、よかった。ちなみに、即売会におけるCP表記の統計みたいなのも載っていて(すげぇ、よく調べたな)1994年頃に最も多かったCPは「流×花」だそうです(苦笑)。
さて、ジャンプにしろコロコロにしろ何にしろ、主人公は周囲に愛される存在でなくては(BL的見地ではありません)物語は成り立たなくなるとワシは考えています。主人公を読者がどう思うかは別にして、作品の中での登場人物たちは皆、主人公をリスペクトしている。最初は「なんだ、あいつ。大したことないな」みたいな態度を取られていても、努力・頑張りによって力を発揮するようになり、そんな当人の変化を周囲が評価し始める。そこに作品としてのカタルシスが生まれるのではないでしょうか。
また、二次創作というのは原作あってのものですから、原作における登場人物の性格、各自の関係性や接点、相手への態度、好意の有無などを推し量って創るべきだというのがワシのポリシーです。同人時代に仲間たちともよく語っていましたけど、接点もほとんどなく、関係性の薄い二人を美形同士というだけでCPにするほどナンセンスなことはない、と。
スラダンでワシが一番好きなキャラは花道ではなく越野だと今になって(遅)わかりました(もちろん花道も好きですが)。彼には共感するし応援したい。先に記述したように、二次創作に於いて越野は仙道に振り回されて辛い思いをする設定が多く、その傾向に反発してか、仙道が越野にベタ惚れ、ラブラブといった薄本を出している方もいらっしゃいましたが、やはりそれは違うと。
どんなに越野を応援していても、どんなに彼が気の毒だと思うことはあっても、仙道との関係性は原作を鑑みる限り、振り回されてしまう方向に行くでしょう。原作から受けるイメージを曲げることはしたくないという部分がポリシーなのです。
まあ、せめてもの救いとして、さんざん浮気をした仙道が最終的に帰ってくるのは越野の元、二次創作ではそんな設定をしていました。ただ、ワシ自身が仙道をあんまり好きじゃないんだけどね。越野が彼を好きだと言うから(一言も言ってないが)その気持ちを応援してあげようというわけで……そもそも原作にそんなBL表現はないんだけど(笑)。
バトビでは一番好きなキャラは炎呪です。彼氏や夫にするには問題多ですが(笑)ワイルド系イケメンのルックスはズバリ好みだし、生い立ちで苦労しているようだし、いろんな面で応援したい。それでも、みんなに愛されているのは主人公であるヤマトで、炎呪もヤマトを愛する一人。従って、自分の推しである炎呪がモテモテという設定ではなく、彼もまたヤマトにラブでいいと思う。グレイやウェンに比べて、対ヤマトでは優位に立っている、ぐらいの身贔屓はありますが。
同人活動から足を洗って以降、同人誌を拝見していないため(すべてのジャンルで共通ね)どういう二次創作がなされているかはpixivを参考にするしかないのですが、バトビジャンルの場合、リー×ウェンの弟×兄とか(息子が二人いるので申し訳ないけど、近親でのそういう関係はパス)使従関係にあるバトラー×カインが多く、たまに炎呪×グレイ、もちろん、炎呪×ヤマトやグレイ×ヤマトも存在します。どんなジャンルも受け止め方は個人の自由ですが、ワシは自分のポリシーに即して、ヤマト総受の、炎ヤマが頭ひとつ飛び抜けかなと。
トリはやっぱり爆ベイですね。じつは爆ベイに推しキャラはいません。敢えて誰が一番かと問われればタカオですが、炎呪の位置(笑)まではいかない。コロコロはすげーとか何とか、さんざん騒いでいるけど、推しキャラと呼べるのは炎呪の他には、デュエマの黒城凶死郎です。ワシの別名義が『祭城狂志郎』なのはこれでおわかりかと思います。この二人、タイプが似ている。つまり、どストライクで好み❤。中の人(声優さん)も同じとゆー。
じゃあ、何が爆ベイ愛を駆り立てているのかと考えると、それはひとえに、爆ベイの原作・アニメに見られる、カイとタカオの関係性ではないかと。宿命のライバル同士というだけでは片づけられない二人の絆、そこには何人たりとも入り込めない。ライバル間の絆というなら、流川と花道もそうなんだけど、五人のチームで戦うバスケと、団体戦といっても中身は個人戦になるベイではライバルの有り様が違ってきますよね。タカオに固執するカイの姿は歪んでしまった、ある種の愛の形であり、そんな彼を見捨てることなく、丸ごと受け止めるタカオの度量もまた愛ではないかと。ま、そんなところを小説にしてpixiv投稿したわけですが。
ですから、推しがカイもしくはレイで、愛される彼らを描くのも個人の自由ですが、カイ→タカオはともかくとして、タカオがカイに片想いしているという設定だけは原作・アニメを鑑みると有り得ないわけです。
あー、今回も屁理屈かましてしまった。しかもブログにしちゃ長すぎるわ。ま、いつもふざけているからね、たまには論文もいいか。長々とお付き合い、ありがとうございました。