2/3付の記事でカイタカ結婚小説をpixivに投稿したと御報告しましたが、カイタカ派の若い方からも賛同いただけて喜ばしいと同時にホッとしています。「なに、このババ臭いノリ」って思われたらどうしようかと心配だった永遠の35歳（しつこい）。
同じCPを支持していても、それぞれの捉え方がありますからね。ワシはつい、ゲロ甘とか結婚とかやっちゃうんだけど、そういった馴れ合い的なノリは嫌だと思われる方も一定数いらっしゃるんで。特にカイタカやスラダン流花のように、元がライバル関係だと顕著。「流花でゲロ甘なんて有り得ない」って、露骨に言われたことあるし。そうだ、当時の「やおい本」で、流川と花道が互いにぶん殴り合いながらキスするってのを見たことあるんだけど、そういう方向になるのかなぁ……うぅむ。
もう何度も語って耳タコかもしれませんが、カイタカはワシを腐女子に引き戻した、いわば特別なCP。原作はコロコロらしく幼児・児童向けですけど（当たり前だが）何がそうさせちゃったかっつーと、やはり戦犯はアニメですね。そもそも爆ベイの存在を知ったのも、ベイのおもちゃ➡アニメ➡原作の順でしたから。
無印でそっち方面が盛り上がるきっかけになったのは、バトルを挑んだ挙句、氷が割れてしまった湖に落ちそうになるカイを全力で助けようとするタカオが描かれた、アニメの45話「バイカル湖の決闘」だと漏れ聞いていますが（サブタイトル「ロシアより愛をこめて」とも）それよりもずっと前から「これはヤバイやつでは？」と、同人から足を洗って以来、何年も封印されていた（そうなの?）ワシの体内に埋め込まれたBL探知機（なんじゃそりゃ）が反応。どの辺だろう、たぶん日本での予選で既にカイタカの芽は出ていた、いや、一目会ったその日から恋の花が咲いていたのだ、と断言してもいいのでは。
その後の2002ではいくらか沈静化……していないわ。カイにストーカーするユウヤとか、タカオ激ラブのゼオとか、それぞれの恋のライバル（笑）も出てきたし。そうそう、ゼオが道場を訪ねてきたことにタカオが気づかずにいると、カイが「木ノ宮、おまえの可愛い弟子が来ているぞ」と嫌味たっぷりに言うシーンがあったな。これだから心の狭い男は……
ま、決定的なのは三作目、Gレボですね。視聴者を唖然とさせたカイvsタカの決勝戦、30話は今や伝説であり、カイタカ派のバイブルと言っても過言ではないと思います。
以前に資料として、テレビ画面を撮影したものなので画像の悪さは御容赦ください。まあ、この30話には度肝を抜かれましたね。宇宙空間らしきところで、キラッキラの美少年作画で微笑み合う二人に「ワシはいったい何を観させられているのだろう？」公式のひとつであるアニメがここまで特定のCPを推していいものなの？（語弊があるぞ）これはもう、ライバル同士の戦いを描くというよりラブストーリーだわ。しかもこの一連の映像、のちの回でも繰り返し放映されるんですよ。Gレボはヤバいって、そりゃ言われるわな。
この30話で前半のバトルに決着がつき、後半～最終回まではベイのプロ組織というVEGAが台頭してくる「VEGA編」になります。VEGA所属のブルックリンに負けて傷ついたカイが自分たちのチームに戻ってくるのを待ち続けていたタカオ、46話のラスト、河原で仲間たちと特訓している最中に、ようやく現れたカイに対して「おせーよ」と呟くシーン。ワシとしてはGレボ全編を通して一番の名場面というか、タカオのカイに対する想いが溢れていて好きなシーンです。カイが繰り返す自分勝手な行動に対し、海のように広い心で出迎えるタカオは聖母（マドンナ）のよう。「女（受）は海～♪」（古すぎる）或いは「さあ眠りなさい 疲れ切った身体を投げ出して♪」でしょうか。（何言ってやがる）
そうだ、1/27付の記事で「バトビにはテーマソング設定したが爆ベイではやってない」と書いたけど、タカオは『魅せられて』『聖母たちのララバイ』にしようかな。（センスがおかしい）
何はともあれ、カイにとってタカオは唯一無二の存在なんですから、幸せにしてあげてねと、二人の結婚を祝福する言葉で締めたいと思います。
